2021年11月1日
コンテンツ・マーケティング・サイト MoneyGeek.com は、米国道路交通安全局 (NHTSA) の最新のデータに基づいて、2017年から2019年にかけてカリフォルニア州で発生した10,370件の死亡交通事故を追跡調査し、5マイルごとに分析した致死率の高い道路のランキングを10月半ばに発表した。調査の結果、サンディエゴ郡内3か所のフリーウェイ区間が高い死亡率を示していることが分かった。
サンディエゴ市内の州間高速道路15号線 (I-15) のミラマー・ウェイ~スクリップス・パウエイ・パークウェイの5マイル区間が最も死亡率が高く、州内第12位。
I-5のサンイシドロ・ブルバード~チュラビスタのマリーナ・パークウェイが17位。
ナショナルシティのハーバー・ドライブ~ホーソン・ストリート / SD国際空港出口までの I-5 が18位だった。
カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール (CHP) は、フリーウェイでの事故のほとんどがスピード違反と無謀運転 (reckless driving) が原因と断言している。
特に、チュラビスタやSD市ミラマー地区のフリーウェイは、道幅が広く、直線ルートも長いことから、思わずドライバーが加速してしまい、致命的な事故につながる可能性が高くなる。
さらに、交通事故のもう一つの要因にアルコール摂取を挙げている。
スピード違反は死亡事故の28%に関与し、飲酒運転は27%に影響したと報告している。
また、NHTSAの調査によると、2020年には全米の車両総走行距離が13%減少したにもかかわらず、事故死者数が上昇。
交通量が減少し、無意識に速度を上げるドライバーが増加したなら、Covid-19パンデミックが事態を悪化させたことになる。
(2021年11月16日号掲載)