2020年11月18日MLBパドレスが加藤・ジョン・豪将 (ごうすけ) 内野手 (26) とマイナー契約を結んだと、球団公式サイトが伝えた。
加藤選手は右投げ/左打ち (188cm / 88.5kg) で一塁手、二塁手、三塁手、左翼手をこなす。
野球はリトルリーグに所属した6歳から始めた。
生来は右打ちだったが、イチーロ選手に憧れて両打ちとなり、最終的に左打ちに専念したという。
コール・ハメルズ、ハンク・ブレイロックなどの一流大リーガーを排出しているサンディエゴ市内のランチョバーナード高に進学し、高校時代に打率.411 / 本塁打25 / 打点114 の好記録を残し、数々のアワードを受賞。
2013年にUCLAへの推薦入学がほぼ決定していたが、ヤンキースから大型内野手として嘱望され、同年6月のMLBドラフト会議2巡目の指名を受け、マイナーリーグ契約で入団する。
日本国籍 (両親は日本人) のアマチュア選手がMLBドラフトで100番以内に指名されたのは加藤選手が初めて。
2020年シーズンはマーリンズとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加したが、新型コロナウイルス感染拡大からマイナーリーグシーズンが中止となり、メジャーデビューは果たせなかった。
マイナーでの7シーズンの成績は打率.251 / 本塁打38 / 打点242 / 盗塁80。
今季終了後にフリーエージェント (FA) となっていた。
“新天地” パドレスでの活躍を期待したい。
(2020年12月1日号掲載)