2022年5月21日
パドレスのダルビッシュ有投手は5月19日、フィラデルフィアでのフィリーズ戦に先発し、7回を6安打無失点の好投で4勝目 (1敗) を挙げた。5三振無四球だった。
チームは2-0で勝利。
ダルビッシュは初回、先頭打者ホスキンスに左前安打を許したが、その後、三振2つを奪って後続を退けた。
2回以降も速球と多彩な変化球で相手打線を圧倒。
パドレスは4回表、メッツから獲得したカノ内野手の移籍後初打点となる右前タイムリー、キム内野手の左犠飛で2得点を挙げ、ゲームの主導権を握った。
ダルビッシュは6回裏一死後、連続安打で一塁三塁のピンチを迎えたが、3番打者シュワーバーを空振り三振、4番打者カステヤノスを二ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。
投球数は今季最多の108球。
7回まで続投し、登板3試合連続となる白星を手にした。
防御率も3.91に好転。
ダルビッシュを継投したガルシア、ロジャーズの2投手も8、9回を力投して得点を与えず、パドレスがシリーズを2勝1敗で制した。
NL西地区は上位3球団 (ドジャース、パドレス、ジャイアンツ) が熾烈 (しれつ) な首位争いを展開している。
試合後、日本メディアのインタビューでダルビッシュ投手は、パ軍傘下のエルパソ・チワワズ (AAA) でメジャー復帰を目指している秋山翔吾外野手 (元レッズ) について「(活躍を) チェックしている。
一緒にプレーするのが楽しみなので、早く昇格してほしい」とエールを送った。
© MLB / San Diego Padres
(2022年6月1日号掲載)