2022年1月31日
サンディエゴ動物園のゴンドラリフト「スカイファリ・エアリアルトラム」を破壊した疑いで、第3海兵航空団所属の海兵隊員4人が逮捕された。
容疑者の行為によって乗り物が停止し、一部の乗客が最大2時間の足止めを食らい、宙吊り状態に置かれた。地元メディアが報じた。
サンディエゴ市警察によると、逮捕された4人の年齢層は全員が20歳代だった。
サンディエゴ動物園の広報担当者によると、4人がゴンドラの中で「前後に揺れている」姿を同園の職員が目撃しており、午後2時過ぎにシステムが自動的に停止したという。
サンディエゴ消防局は、ゴンドラの中に閉じ込められた乗客100人以上を救出する要請を受けたとツイートで発表した。
この乗り物は、1台に4人まで乗れるゴンドラが合計28台あり、通常は動物園を約8分で往復している。
地元テレビ局の取材を受けた乗客の1人は「(ゴンドラが) 数秒間前後に揺れた後に進まなくなった。
いつ降りられるかと不安になり、カスタマーサービスに電話したところ20分ほどかかると言われたが、実際には2時間待たされた」と話した。
ゴンドラが停止した理由は分からなかったという。
乗客全員が安全に地上に降り立ったのは午後4時34分。
約2時間半の “救出劇” だった。
*写真はサンディエゴ動物園のゴンドラリフト「スカイファリ・エアリアルトラム」 (平常時)
*Picture: © TonelsonProductions / shutterstock.com
(2022年2月16日号掲載)