2/2/2026
▪️トランプ氏の圧倒勝利選挙区が反転 フォートワース周辺で14ポイント超差
1月31日に行われたテキサス州上院特別選挙で、民主党のテイラー・レメット氏が勝利し、長年共和党が強いとされてきた選挙区をひっくり返した。対象はフォートワース近郊 (タラント郡) の選挙区で、2024年大統領選ではドナルド・トランプ氏が17ポイント差で制していた。開票が進んだ段階でレメット氏は共和党候補のリー・ワムスガンス氏を14ポイント以上引き離し、民主党は「特別選での上振れ傾向」を裏付ける結果だと位置づけた。
▪️「働く人々の勝利」 争点は物価・公教育・雇用 防衛組織も支援
レメット氏は労組リーダーで空軍退役軍人、職業は機械工と紹介され、支持者集会で「この勝利は日々働く人々のものだ」と強調した。陣営は生活費の抑制、公教育の支援、雇用の保護を前面に掲げ、全国組織の支援も受けた。退役軍人団体 VoteVets が広告費として50万ドルを投じたとされ、民主党全国委員会 (Democratic National Committee) のケン・マーティン委員長は「全米の共和党への警告サインだ」と評した。
▪️共和党ベテラン議員辞任で空席 任期は暫定 11月本選が山場に
この議席は、共和党の現職だったケリー・ハンコック氏が辞任し、州の要職に移ったことで空席となっていた。共和党は数十年にわたりこの選挙区を維持してきたとされ、今回の敗北はテキサス州内外で波紋を広げている。尚、レメット氏の当面の任期は短く、11月の一般選挙で勝たなければ4年任期の議席は維持できない。州議会の本格再開は2027年で、勢力としては共和党が引き続き多数派を維持する見通しだ。