2024年7月29日
サンディエゴ動物愛護協会 (SD Humane Society) は7月28日、ラメサ市内の一戸建て住宅で起きた多頭飼育崩壊の現場から50匹のペットを保護した。
飼い主は多数の動物を飼育していたが、生活状況の悪化、飼育環境の低下、動物の健康状態の悪化のいずれか、または複数の問題が
生じている状況に追い込まれ、飼育継続が不可能になったとみられる。
救済を求められたサンディエゴ動物愛護協会が対応に当たり、48匹の猫と2匹の犬が救出された。
地元メディアが伝えた。
動物愛護協会の広報担当者ニナ・トンプソン氏によれば、保護の対象となった50匹は協会のキャンパスに移送され、ノミの治療と
予防接種を受けた後、適切な飼育環境が整えられるという。
ペットたちは医療検査を受け、避妊・去勢手術も行われる予定で、検査と手術のプロセスが終了し、健康状態が確認された後に里親に出されることになる。
動物愛護協会によると7月28日現在、同協会の収容施設には1,962匹の動物が保護されており、許容範囲が限界に達している。
猫は939匹、犬は795匹で全体の約88%を占めている。
協会側は、家族の一員としてペットを迎え入れたい有志者に対して譲受を検討するよう呼びかけている。
また、動物たちの安全を確保するために寄付も重要なサポートになるとしている。
このような多頭飼育崩壊に対処するためには地域全体の協力が不可欠。
動物愛護協会は飼い主が困窮に直面した際の支援を行うとともに、適切な管理とケアを提供している。
*写真はイメージ
(2024年8月16日号掲載)