Thursday, 08 May 2025

SD市の水道・下水道料金 2025年1月1日より改定

12/5/2024

サンディエゴ市公益事業課は2025年1月1日より、水道料金を全体で8.7%、下水料金を全体で3%値上げすると公表した。

今回の公共料金改定は、2021年9月21日と2023年9月19日に同市議会が承認したもので、調整プロセスの第3段階に当たるとしている。


市公営事業課が翌年から徴収する改定請求額は、商業用、住宅用などアカウントの種類に基づくもので、水道メーターのサイズ及び水の使用量により異なる。


SD市当局は、これらの料金改定が一部の市民には重負担となる可能性を理解しており、条件に応じて、節水デバイスによるリベートプログラムも利用できるという。

*詳細はSD市サイトの水資源保全ウェブページ (https://x.gd/VPEF7) を参照。


SD市公益事業課の説明によると、市民生活を維持するコスト効率を重視し、信頼性の高い公共サービスを提供しながら水資源と公衆衛生を守る努力を続けている。

利益を追求せず、市の一般会計からの支援も受けていないが、生活用水の購入費が高騰を続ける場合は当局の管理能力を超えてしまう。

市では飲料水の約85~90%を外部から購入しており、供給元の価格が上昇すると、市もその増加分を支払う必要があり、料金改定に至った状況に理解を求めている。


加えて、老朽化したインフラの維持・刷新を定期的に行い、地域、州、連邦の規制を遵守した信頼性の高いサービスを提供するための費用高騰についても言及。

これらの改修費用はインフラの耐用年数に応じて負担が分配されるよう、市債を発行して賄われているという。

(2024年12月16日号掲載)