1/23/2026
南カリフォルニアのアンザボレゴ砂漠州立公園で、早い時期のワイルドフラワー (野花) が咲き始めた。ピークの春季より数週間早い開花で、全面的な「スーパーブルーム」には至っていないが、場所を選べば砂漠に鮮やかな色が戻りつつある。サンディエゴから車で1時間半ほどの距離で、1月下旬とはいえ「一足早い春」を感じられる状況だ。
▪️ヘンダーソン・キャニオンが目立つ 主要スポットと花の種類
現時点で最も見応えがあるのはヘンダーソン・キャニオン・ロード (Henderson Canyon Rd.) 周辺だ。デザート・サンド・バーベナ、ブラウンアイド・プリムローズ、デザート・サンフラワーなどの野花が群生し、地面を覆うように広がる。近づいて観察すれば、イブニング・プリムローズやスパニッシュ・ニードルズ、アプリコット・マロー、運が良ければ存在感のあるデザート・リリーも見つかるという。
他にも、ボレゴ・パーム・キャニオン (Borrego Palm Canyon )ではデザート・ラベンダーやチュパローサ、ダチュラ、イエロー・ナイトシェード・グラウンドチェリー、エモリーのロックデイジー、ブッシュ・マローなどが色付き始めた。コヨーテ・キャニオン (Coyote Canyon) も目覚めつつあるがハイカー向きの状況である。
▪️スーパーブルームの鍵は「雨・冷え込み・風」 今年は期待も不確実
最大の関心は2026年が「スーパーブルームの年」になるかどうか。直近3か月の降雨量は約3.5インチで、年間平均約5インチの地域としては多めであり、出だしは悪くない。但し、スーパーブルームには安定した雨量に加え、夜間の冷え込み、急な高温 (ヒートスパイク) の少なさ、穏やかな風など、微妙な条件の組み合わせが必要で、今後数週間で揃うかはまだ読めない。
▪️ルールと備えが満足度を左右 踏み荒らし防止と安全対策を
アンザボレゴ砂漠州立公園側は「真のスーパーブルームは非常に稀 (まれ)」とし、仮に大規模開花にならなくても、丁寧に場所を探せば十分に価値ある体験になると呼びかける。来園者増が見込まれるため、指定トレイルを外れて花を傷つけないことが重要。飼い犬は連れて行かないか、やむを得ない場合は未舗装路でリードを付ける。ガラガラヘビへの注意に加え、水分、日よけ、混雑への心構えも欠かせない。花の状況は変わりやすいため、出発前に最新情報を確認したい。