じれったい

事件は妻が帰省中の深夜に起きた。その1か月ほど前、トイレのドアノブ (握り玉タイプ) が腐蝕して抜け落ち、ネジも紛失した。穴が 開いたまま放置し、ドアストッパーで密閉を防いでいたのに、うっかり内側から閉めてしまった! 出られない! 雪隠 (せっちん) 詰めとはこれいかに! 中に手を入れてラッチ (突起部分) を引こうとするが、狭くて届かない。道具も使えない。妻がいたら、ドアの両側から通したリボンテー プでラッチを押し込められたかも。ドア全体を取り外すにもドライバーがない。じれったさを感じつつ、ドアの隙間にカード状の厚紙を入れてラッチにチャレンジしたが、斜面にストッパー枠があるようで、これも失敗。飼い猫のピピが「ご飯くれ〜」と鳴きながらドアにカリカリと爪を立てる。極度のじれったさの中、バスタオルを敷いて寝ながら考えた。朝になれば誰かが家の前を通る。小窓から“ Somebody help me!!” と叫んで911に連絡してもらおうか・・。 でも、地元ニュースの笑いネタになりそうで恐い。ふと目に止まった頭の横のビニール袋。壊れたドアノ ブが中に!何度も無理にハメ込んで力任せに回したら、開いた!!約1時間の格闘。帰省から戻った妻は「大変だったね〜」と目に一杯涙を溜めていた。同情ではなく、必死に笑いをこらえている涙だった。 (SS)
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▽「ノドまで出かかっているのに思い出せないことが、よくある。「ほら、あれだよ、あれ」。その昔、母や祖母が連発していて、じれったかったが、最近は、自分がそのドツボにハマる、誰かと話している途中にでてくる「ほら、あれ」もやっかいだ。お互いに頭の中では何について話しているのか分かっているのに、名前が出てこない。あーじれったい。この現象を「TOT」「舌先現象」というらしいが、今度「 ほら、 あれ」のときに、この現象の名称を思い出せるかどうか心もとない。▽昔のラブストーリーは、すれ違いをテーマにしているものが多かっ た。「君の名は」の真知子と春樹も、「東京ラブストーリー」のカンチとリカも、すれ違いばかりで、毎回じれっ たく見ていた。スマホや LINE で簡単に連絡できる今の時代、すれ違いは起こりようがない。困難が伴うゆえに “ ますます燃える” という状況もなければ、“運命を感ずるような偶然” も減ってしまった。恋愛ドラマを描きにくい時代となってしまったのかもしれない。▽若いころは、じれったくなることが多かった。いつの頃からか「まぁ、いいか」と思うようになった。できることならすぐに動き出せばいいし、どうしようもないことなら「まあ いいか、それがどうした」とやり過ごす。毎日「まぁ、いいか」の連続で「じれったい」ことが影を潜めている。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 《その1》 連日降り続いた雨の後、小石を敷き詰めた前庭に雑草がたくさん出てくる。いくら抜いても、取っても、 また青々とした雑草がピュンピュンと伸びてくる! もう〜〜じれったい! でも、負けないように一本ずつ取りなが ら頑張る!《その2》 バックヤードに大きい木がたくさん並んでいる。秋になると葉がどんどん落ちてくる。いくら掃除しても、地面にたくさんの落葉が溜まってくる。もう〜〜じれったい! でも、負けないように、毎週毎週、 ゴミ箱がパンパンになるまで掃除を続けている!《その3》 家の中の掃除、片付けの98% は私がやっている。いくらキレイにしても、すぐ物を適当に置かれてしまう。もう〜〜じれっ たい!といつも思うけど、怒るよりも、自分でまたキレイにしたほうが楽みたい。《その4》 仕事がどんどん溜まってくる! これも、あれも、どれも、やらなきゃいけないことばかり! 連絡しないといけないのも、連絡をもらわないといけないのも。。。もう〜〜じれったい!と 思う瞬間は何度もある。でも、どれも予定通りに良い仕事ができるように頑張る! (S.C.C.N.)
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yoko コンピューターを使い始めたのは1996年だった。95年に渡米して、ESLを経て、96 年の夏に “ Advertising Arts College” に入った。アート系の大学というだけでそこに通い始めたのだが、授業も課題(プロジェクト)もほとんど Mac を使ってのものだった。入学前の面接時に「コンピューターを使ったことがない? 大丈夫! 大丈夫!」と言われたのに、大丈夫じゃなかった。 私ともう一人のタイからの留学生の子以外は、みんなテキパキと進めていく。私たちだけ Macの基礎から始めた。学期が進んでい くと、 Mac での課題制作にも慣れた。ただ、課題は全て授業の後、提出日までに仕上げていかないと いけない。アパートにパソコンを持っていなかった私は、授業後、学校が閉まる夜10時までコンピュー タールームで課題の制作をしていた。締め切り日の前は、学校が閉まった後は、Ki nko' sで。。。当時の Mac は大きくて、作動が遅かった。ファイルを保存するのにも、印刷するのにも、とても時間がかかる。 そして時々フリーズする。いつも少しづつしか進まない画面を見つめながら、じれったい思いをしていた。 今のパソコンは薄くて速くなった!! そして毎日使ってる! いろいろ成長したなと思う。 (YA)
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reiko-san 我が家の猫のCC、意思表示がはっきりしていて、とてもわかりやすい。しかも、声がデカい。家の中に入りたい、外に出たい、 ご飯がない、水がない、撫でろ、などを非常にはっきりと大きな声で鳴いて知らせる。体重は13パウンドあり、走ると垂れ下がった お腹がブヨンブヨンと左右に揺れる。そのコミカルな姿を見ると、どんなに不機嫌でもつい笑ってしまう。近所の雄猫とよくケンカをしたり、犬を見れば威嚇 (いかく) したりと、かなり攻撃的な性格なのに、人間と我が家の先住猫トラちゃんにはめっぽう優しい。どんなにいじられて嫌そうにしても、決してシャーっと威嚇もしないし、引っ掻いたり噛みつくこともない。いつも のんびり穏やかなCC だが、唯一じれったそうにもだえることがある。それは家の中に入りたいのに、なかなか入れてもらえない時。表玄関から「入れて」と合図する時は、鉄のセキュリティドアをユッサユッ サと揺らしながら、びゃおーびゃおーとものすごい声で鳴いて知らせる。裏庭に通じるガラス張りの引き戸から入ってきたい時は、8の字にくるくると回りながら、これまたすごい声で鳴きながら、じれったさを 全開させて待っている。その姿がまた面白い。我が家に毎日スマイルを届けてくれてありがとう、CC!(RN)
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suzuko-san 私はどちらかというと、せっかち。物事とじっくり向き合う、というタイプでは決てない。仕事も含めて、しなくてはいけないこ とはさっさと終わらせたいタイプである。という訳で、仕事の片付けは比較的早いが、その分、大いに雑、いい加減、という欠点が 常に付いてくる。大昔、洋裁学校に通っていた時、年間の課題は12着であったのに、私はその倍を縫ってしまう人だった。その頃住んでいた同じアパートに、暇さえあれば寝ている同学年の友達がいた。私は彼女の生活ぶりがじれったくて、じれったくて、「ほら、あなたが昼寝している間に、私はスカート縫ったよ」と完成品を見せて、ハッパをかけるが、彼女にはどこ吹く風。相変わらず、私には時間を無駄に使っているとしか思えない日々の過ごし方をしている。ああ、じれったい!あれから・・・ン十年。すっかり老けた私は、その当時の勢いはどこへやら。かつては「あ、30 分ある。泳いでこよう」とプールに飛び込むなど、時間の無駄使いをできるだけしないような生活をしていたのも、今では誰がどう見ても、自堕落という烙印を押されるような横着、だらだらの生活をしている。こんな生活に甘んじている自分を、見て見ぬふりをしている自分こそが、最もじれったい! (Belle)
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jinnno-san ティファナの歯医者さんに通いだして、かれこれ8か月くらい (ながっ) (笑)。行く回数は少ないのだけど、あー、今日国境越えるのめんどうだわ、 とか、来週末は米国の祝日だから、混んでいるに違いない、とか、あ ーー、ただティファナに行くのがかったるい  (笑)、などの理由で、4回で終わると言われた治療が、何か月もかかっている (笑)。行ったら行ったで、美味しいご飯を食べたり、麻酔の後なのに飲んだりして、結構楽しい (笑) から、行くのも気がひける (遊びすぎるので) (笑)。先週は3か月振りくらいに予約を入れて (笑) 訪ねてみた。けど、4時の予約が5時到着になりそうなので、律儀な国から来たわたしはスカイプで電話をし「1時間ほど遅れます! 何時に閉まっちゃう?」と聞くと「何時にきてもいいよ」と簡単な回答 (笑)。え ーーー、 最初からアポなんてなくっていいんじゃね?(笑)。申し訳ないけど、あちらの方と時間の約束をするのは、本当にじれったい (笑)。次の日になって「あ、行けなかった」とか、 当日この歯医者さんみたいに「別に何時でもいいよ」とか。わたしらの育った環境じゃあ、ぶん殴られる (笑)。じゃあ、 最初から言えっつーの (笑)。でも、2020 年はそんなちっぽけなことで、ジラジラ 1111 (イライラとじれったいの造語 by me!) (笑) しなーい! (と言いつつ、このおっそいコンピュータにジラジラ~) (笑)。 (りさ子と彩雲=あやもと那月=なつきと満星=みほしが姪)
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①『子供たちとの会話』。2人の息子たちは今、高校で日本語クラスを取っている。それまで日本語教育ゼロ、私が話す 日本語とアニメからだけの日本語能力だった。母子の会話は英語と日本語がごちゃ混ぜだったが、これを機会に、私からは日本語だけで話すことにしてみた。が、「は?」「何言った?」と会話が前に進まないことも多々。もう一度、日本語で 言い直す → 無理 → 英語で伝える。一文伝えるのに時間が掛かり過ぎる。じれった過ぎる。ちなみに逆バージョンもあり、 私が子供たちの話す英語の意味を分かっていない時も多々。その場合は息子たちに “Never mind.” と言われ、会話ストップ。寂しい(涙)。②『息子の運転練習』。16歳の長男の運転の練習は命がけだ。自分が運転する時より周りに注意をはかり、不意に襲われる恐怖に怯えている。息子はそんな私をよそに、自分の音楽をガンガンかけ、大声で歌いながら運転している。かと思えば、いきなり速度を落として、ゆーっくり運転して、後ろの車にホンクされる始末。「も~っ、じれったいから私が運転する!」 と言いたいところだ。深呼吸、深呼吸・ ・・。 (I E)


(2020年2月1日号に掲載)