▽とんでもない「聞き違い」の一幕。30数年前、私はイラン芸術振興協会 (のような団体) から、会員が創作した「壁掛け」(タペストリー) の紹介を依頼され、その作品を見せてもらった。表は装飾的な文様が散りばめられ、裏にはアッラーの啓示を受けた預言者ムハンマドの姿が —— 。一針一針打ち付ける高度なテクニックで両面を絶妙に調和させつつ、表裏に透ける色の濃淡を利用し、それぞれを見事な別作品に仕上げていた。タイトルは「The Rebirth of God」(神の再臨)。それを、あろうことか「The Reverse of God」と書いてしまった。「裏面」が頭から離れなかったのだ。これじゃまるで (神の背面) だ。印刷直前に駆け込んで 間一髪セーフ!▽中学時代に深夜放送で聞いた『想い出のヨコハマ』(1970) は「聞き違い」を正当化して大ヒットした洋楽ポップス。米人歌手ボビー・シャーマンの来日記念盤としてリリースされ、日本でベスト10に入った。実は、サビの部分 ♪ I’ve got to be more than just two lines ♪ in the YOKOHAMA CITY Times. ♪ は OKLAHOMA CITY だった (原題は『Oklahoma City Times』)。オックラホマ (オクラホマ) がヨッコハマに聞こえてしまうトリック。私も騙された。日本の音楽業界の力業。商魂のたくましさ、恐るべし。 (SS)
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▽旦那と一緒に新幹線で幕の内弁当を食べていたら、前の席のおじさんがいきなり振り返って「キムチだけ食べさせてもらってもいいですか」 って申し訳なさそうな顔で言ってきた。弁当にキムチは入ってないし、パニクって聞き直したら「気持ちだけ (座席) 倒させてもらってもいいですか」 だった。▽福島の田舎の叔母さんが「イモ洗いに行ってくる」と行って出かけた。畑に行ってる様子もないし、帰ってきた叔母さんの手にイモはないし、一体どこへ行っていたんだろうと不思議に思っていたが、最近になって『MRI』だと判明した。▽ずいぶん昔のこと。いとしの君とデートをして夜遅く自宅に帰ったら、母が玄関でクンクンしながら「なんか、オスの匂いがする」と言った。ドン引きしていたら、「すっぱいお酢」と分かった。▽山手線に乗っていたら、かわいい女子大生たちの会話が耳に入ってきた。化粧をしながら「ね、日本ってアメリカと戦争したらしいよ、知ってる?」「え〜、マジ? ウソでしょう。で、どっちが勝ったの」。聞き間違えかと思って、しばらく固まった。第二次大戦下、学徒出陣で中国大陸に配属され、過酷なシベリア抑留を経験した、天国の父の姿が頭をよぎった。戦争の体験談、歴史、事実というものを、次の世代にしっかりつないでいかなければならない、と思った。  (NS)
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sheau-ching-san.gif アメリカに来て23年! 来て間もない頃、英語があまり話せなかったし、聞き取れなかったし、話してもなかなか相手に分かってもらえなかった。結構大変だった。読み違い、聞き違い、勘違いは、当然のように毎日発生していた。特に英語を勉強したことはなかったが、英語の先生の経験を持っていた夫の英語は非常に分かりやすいし、発音も聞き慣れているので、彼と他人の会話を聞くのが私にとって一番の勉強だった。英語が話せるようになったことも、上達できたことも夫のお陰である。しかし、滞米1年目の時、私の発言が義理のお母さんを「?!」とびっくりさせたことがある。"How are you?" と聞かれ、私は "Fxxxing great!" と返事した(>.<)。それは夫と親友との会話によく "Fxxxing great" が出てくるからだ。聞き間違えたワケじゃないが、失礼な言葉だとは全然思わなくて、ただ 「めっちゃいいよ!」 だと意味を解釈していた。今は同じミスをしないけど、また似たようなことが発生するかも。。。^-^ (S.C.C.N.)
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yoko いい齢になると、言い間違い、聞き間違い、勘違いで恥ずかしい思いをするのだが、小さい子どもの言い間違いは面白い。しゃべり始めた下の娘の言い間違いが、何とも言えないほど可愛かったのを覚えている。「チョコレートクッキー」が欲しい時に「Can I have チョチョレートツッチー」 と舌足らずに言われて、夫が顔を綻ばせながら娘にクッキーを渡していた。「Trader Joe's」 は 「Trader George」 … 面白いからずっとそれでいいかも。彼女も5才になり、言い間違いがだんだん無くなってきて寂しい。まだ間違える (?) のが、何 (ビーフ、ポーク、サーモン、サバ) を食べても、「I love this chicken!」と言うこと。「これチキンじゃないよ〜」 と直し続けていたら、昨夜、豚の生姜焼きを食べて「Yummy Beef! I love this beef!!」 … と。惜しい! そういえば、夫もBeef とPorkの違いをよく分かっていなかった。上の息子は、小さい時なかなかしゃべらなくて、身振り手振りで会話 (?) していたので、可愛い言い間違いが聞けなかったのが残念だ。  (YA)
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reiko-san △ 旦那の友達夫婦に男の子が産まれた。写真と一緒に名前を知らせてきたようで、旦那が「名前はタカラだって」 と教えてくれた。日本に縁もゆかりもないようなカップルのはずなのに、息子に日本の名前なんて付けたんだ … と、びっくりして聞き返したら、タカラじゃなくて「Tucker」だった。△ 最近、友達がグループチャットで披露してくれた読み間違い。ニュースを読んでいるときに、どうしても「ポンペオ長官」が「ワンオペ長官」に見えちゃって、読み間違えるたびに、ひとりでウケていたとのこと。このワンオペっていう言葉、知らなくて、最近やっと意味が分かった単語だったので、余計に私は嬉しくなってしまった。確かにワンオペに見える、見える! △ 娘が向こうの部屋で「とーちゃん、とーちゃん」と言っているのが聞こえてきた時は、いつも英語しか喋らない子が、「父ちゃん」 なんて古風な呼び方をどこで覚えたのかと思ったら、我が家の飼い猫、トラちゃんに話しかけていただけだった。「と・ら・ちゃん」とちゃんと言えず、「とーちゃん」 となってしまったらしい。今では、気分によって私も 「とーちゃん」 と 「とらちゃん」 を使い分けている。(RN)
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suzuko-san このテーマをもらって、なかなか原稿が書けない。ちょっとお知恵拝借、とばかりネットに行ってみた。「間違いやすい漢字の読み方100選」。あるある、今まで読み違えていた漢字のなんと多いことよ …。例えば、依存心。私は「いぞんしん」と読むものとばかり思っていたが、それは「いそんしん」。河川敷は「かせんじき」ではなく、「かせんしき」。間髪を入れずは「かんぱつ」ではなく「かんはつ」。ここまでは濁点があるなしかの読み違い。乳離れは 「ちばなれ」。究極の読み違いは貼付。いつも 「てんぷ」 ファイルを送ったから開いてね、と友達に告げていた。それを 「ちょうふ」と読むなどとは、恥ずかしながら全く知らなかった。聞き違いについては、「月曜日の5時と言った」。いや私は 「4時と聞いた」 など、もう 「言った」「言わない」の世界で、相手の言い間違いなのか、こちらの聞き違いなのか、なかなか判断がつきにくいところだ。もう一つ加えて「書き違い」。最近はコンピューターが変換してくれるので書き違いは少なくなったが、選択違いで、後で読んで恥ずかしい思いをすること、多々。そんな中、 私の大好きな「サラリーマン川柳」 の過去の入選作で笑っていただきましょう。 「続き柄、妻と言う字を毒と書き」。 (Belle)
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jinnno-san 以前にもこの場で発表したのですが ー(覚えている方はいないと思うけど、いたらまた笑って~笑)。ヒルクレストを散歩していたら、レストランの看板が歩道に出ていて、どうも黒板にチョークで書いた日替わり定食のお知らせらしく、あー、ランチ スペシャルかぁ。でも待てよ、なんか文字がヘン。と思って近づいてよ ーー く看板を見ると、、“L”が消えていて …「UNCH SPECIAL」う、う、ウXチスペシャルぅううー? (笑)。店の人に教えてあげようと思ったけど、日本語分からなそうだし、そっとしておいた (笑) ← あ、なんちゃってすし屋だったけど 笑。あ、読み違えてないし 笑。 聞き違いと言えば、、米国で成功した人たちが大きな舞台に立ってスピーチするコンフェレンスに友人H部長と行ったんだけどー、ミリオネアになった中国人の女性が「以前は旦那の方が稼ぎが良かったけど、今は逆転。この間の旦那の誕生日にコスタリカで2ミリオンのランチをプレゼントしたわ」。 H部長ぶったまげて「2ミリオンのランチって何入ってんの?? 本マグロ何本? 一人で何人分食うんだ ??」 … 逆にぶったまげたわたしが 「あのねー、彼女がプレゼントしたのは、お昼、じゃなくて、 Ranch (牧場) なんだよ!!」 笑。えーっと。ここはH部長を立てて、と。英語って、むっずかすい ーー!(特にLとR!) 笑。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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△ 私の母は昔からいろいろと言い間違える。特にカタカナに弱い。セロテープをテロセープ、タンクトップをタンプトック、元アイドルグループ (?) のスマップに関しては、スナック、スマック、スナップなど、話相手も混乱してグループ名が分からなくなりそうだ。△ 私は2人の子供の名前をよく呼び間違える。下の子に関しては飼っている犬の名前で呼んでしまうことも多々ある。△ 数年前のことだが、日本の実家近くの公園で子供たちとブランコで遊んでいると、近所のおじさんが突然近づいてきて「Your name?」と言ってきた。私も子供たちも、そのおじさんとはあまり話したこともないが、母がよく知っている人なので、私たちが海外で生活しているのを母から聞かされ、英語で話しかけてきたのかと思い、長女が「My name is ○○」と答えた。すると、おじさんは少し間をおいて、また「Your name?」と言うのだ。なんかおかしい … と思って状況を見直してみると、分かった! おじさんは、ブランコを激しく漕いでいる子供を見て「酔わねえ?」 と聞いていたのだ。私はそれから、おじさんが去っていくまで笑いを堪えるのが本当に辛かった。 (SU)


(2019年10月16日号に掲載)