The Art of Papua New Guinea
パプアニューギニアの民族芸術
仮面に見る「セピック美術」 の真髄
精霊と共存する各部族のスピリット
豪州の北に位置するパプアニューギニアには、密林に覆われた地勢的条件から固有の言語を話す約800の部族が暮らし、それぞれの文化的背景の違いから伝統美術も多彩を極めている。
セピック川流域にある「精霊の家」は各部族を社会的につなぐ役割を果たし、そこで行われる儀式のための仮面、精霊像、楽器などはセピック美術と呼ばれる。
美術品の制作者は通過儀礼を経験したスピリチャルな男性に限られているのも興味深い。
19〜20世紀初頭の民族芸術を展示。
SD MUSEUM OF ART, 1450 El Prado, Balboa Park.
619-232-7931 (I) / 2/4/2018 (日) まで
10am〜5pm (日曜:12pm〜)
水曜休館
$15 (一般)、$10 (65歳+)
www.sdmart.org
(2017年10月16日号掲載)