Thursday, 28 March 2024

レンタル詐欺に注意!! (2017.11.16)

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保科 みゆき  Miyuki Hoshina Flavell

不動産エージェント 
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レンタル詐欺に注意!!

 

Q レンタル物件を探していますが、アメリカの友人からオンラインでのレンタル詐欺が多くなっていると聞きましたが?

 

A レンタル物件を探すポピュラーなサイトとして知られるCraigslistですが、最近多くなっている詐欺リストのトラブルが話題となっています。

ニューヨーク大学がCraigslistを調査したところ、約200万件のレンタルリスト中、29,000件の詐欺リストが見つかっています。

これは平均69件に1件という驚くべき統計です。Craigslistは、こういったトラブルを解消するために、大体の詐欺リストは20時間内に削除して対処しているそうですが、より良い対策が求められています。

 

 

Q どのような詐欺が多いのでしょうか?  

 

A レンタル価格がマーケット価格より魅力的に低いバーゲン物件を見つけたら、詐欺リスト物件の可能性が大です。

美味しい話には裏があると疑いましょう。

またレンタルを探している人のみでなく、テナント探しをしているオーナーも狙われています。

ほとんどの詐欺は、過去の成功例をコピーしたものが多く、それらのタイプの詐欺例に見られるサンプル例をご紹介します。

  1. Pre-forclosure property(銀行差し押さえ前の賃貸物件)リストを扱っているという謳い文句の業者は、通常まず申込者にクレジットヒストリーフィーを要求。

    実際にはハンドルしている貸し物件はなく、問い合わせの人からフィーを稼ぐのが目的です。

    差し押さえ前のレンタル物件を扱うには、銀行だけではなく各オーナーの合意が必要で、こういったリストをハンドルしているという業者はほとんど詐欺です。

    名前、住所、生年月日、ソーシャルセキュリティー番号など、大切な個人情報を詐欺師に渡してしまうことにもなるため、申込みには十分注意しましょう。
  2. 外国に住む、旅行中、多忙なビジネスマンなどといったオーナー不在のために、テナントを探している業者や友人などがハンドルしていると装う。 

  3. 電話でのコンタクトができない、オンラインのみで契約を進め、保証金やレントの送金を要求してくる。

  4. 実際の物件の見学が不可能など

  5. For Sale物件がレンタルに出ている場合

  6. Western Unionの送金を要求

  7. 英語の文章に誤りがある場合。詐欺師が外国人で英語が不確かなケースが多い

  8. 空き家レンタル物件の写真や住所を使い、オーナーを装って多数の申込者から保証金とレントを搾取する。

 

Q 対策としてはどうすればよいでしょうか?

 

A 詐欺者は、同じ写真、レンタル条件内容をコピーして他の市やカウンティーでも詐欺を行っているケースが非常に多くあります。

他のエリアで同じ広告内容または写真が見つかるかどうかチェックすることから始めてください。

もし同じようなコピー広告が見つかった場合は、サイト管理者に注意を促しましょう。

  1. 支払い前に物件オーナーの名義を確認。オンラインで確認可能ですが、必要であれば不動産エージェントからサポートを受けてください。

    支払先がオーナー名義ではなく、プロパティーマネージメント会社、またはプロパティーマネージャーの名前の場合は、その会社と個人の業務経歴の確認をしましょう。

    オフィスに出向くのも良いでしょう。

  2. 支払い方法に気をつけましょう。支払いの記録が銀行に残り、またデポジット先の銀行口座が確認できるチェックでの支払いがベストです。

  3. Western Unionなどからの送金やデビットカードでの支払いは現金払いと同じでお勧めできません。

 

最後に、レンタル物件を所有するオーナーが狙われる詐欺をご紹介します。

レンタル申込者は チェックでデポジットやレントを意図的に多めに払い、間違って払い過ぎたとして差額のリファンドを要求してきますが、 チェックはその後不渡りとなります。

チェックがクリアしたことを確認できるまで、リファンドは行わないよう気をつけましょう。

 
尚、弊社のレンタルホットラインでは、賃貸に関するご質問をお待ちしております。ご質問、ご連絡はこちらまで

(このコラムではカリフォルニア州不動産の一般的情報を皆様にお伝えしています。各ケースのアドバイスは必ず専門機関にご相談下さい)

(2017年11月16日号掲載)