コロンブスはアメリカを発見したの? (2019.1.16)

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    渋谷 昌治

英語講師

1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
1976年 「ショージ英会話教室」を開校。


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コロンブスはアメリカを発見したの?

 

クリストファ—・コロンブス(Christopher Columbus)が、1492年に最初にアメリカ大陸を発見したという話が古い本に書いてありますが、実はその500年ほど前にアイルランドのリーフ・エリックソン(Leif Ericson)が先にアメリカ大陸に上陸していたことが近年わかってきました。

しかし、アメリカの原住民たちが1万年前からこの大陸にアジアから移り住んでいたことも知られており、誰が本当にアメリカを最初に発見したかは謎ばかりです。

確かにコロンブスは、「地球は丸い」という仮説をもとにヨーロッパから大西洋を西に航海すれば、日本や中国にたどり着くと信じて、スペインから3隻、合計90人の乗組員を連れ、1492年10月12日にバハマ諸島に上陸したのは事実です。

しかし、彼はアジアのインドに上陸したと勘違いをし、原住民をインディアンと呼びました。

彼は4度もヨーロッパとアメリカの間を航海しましたが、最後まで、アジアにたどり着いたと信じて死んでいきました。

それでは、コロンブスに関係した英語の表現を勉強しましょう。

 

  1. Christopher Columbus was an Italian explorer who is credited for discovering America, but there was a European, Leif Ericson, who had been to the Americas 500 years before Columbus.
    (クリストファ—・コロンブスはアメリカを発見したと信じられているイタリアの冒険家だったが、実はその500年前にアメリカ大陸にたどり着いたリーフ・エリックソンというヨーロッパ人がいた。)


  2. On October 12, 1492, Columbus landed on a small island in the Bahamas that he would name San Salvador. He met natives there that he called Indians, because he was convinced that he had landed on islands off the coast of East Asia.
    (1492年10月12日、コロンブスはサンサルヴァドールと名付けたバハマ諸島の小さい島に上陸した。彼はそこで原住民に出会い、インディアンと呼んだ。なぜなら彼は東アジアの海岸のはずれの島に上陸したと確信したからだ。)


  3. He died on May 20, 1506, thinking he had discovered a shortcut to Asia across the Atlantic Ocean, and he never knew what an amazing discovery he had made.
    (彼は1506年5月20日に死ぬまで、大西洋を横断してアジアへの近道を発見したと思い、決して自分が驚くべき発見をしたことを知らなかった。)

 (2019年1月16日号掲載)