インターネットゲームで子供が自殺?
少年少女2人の死者、注意呼びかけ
2017年7月13日
最近起きた少年少女の2件の自殺がネットで広がったゲームで指示された結果だったと伝えられ、波紋を広げている。
問題のゲームは「ブルーホエール・チャレンジ」。
参加者はフェイスブックなどの交流サイトを通じ、屋根の上など危険な場所に行ったり、体に刃物でクジラの絵を刻んだりする「課題」を与えられ、クリアしたことを写真で報告する。
指示は次第にエスカレートし、自殺を促されるという。
このゲームの影響からか、テキサス州の自宅で高校生の少年(15) が首をつって自殺し、自分を撮影するようにスマホが置かれていた。
父親は少年の友人の話や交流サイトの記録からこのゲームが原因だったと主張して、地元テレビを通じてほかの親たちに「子供のネットでの行動に目を配ってほしい」と訴えた。
AP通信によると、ジョージア州の女性も、娘 (16) がゲームをしていて自殺したと語った。
このゲームは他国でも流行して自殺者が出たと伝えられるが、実態はよく分からず、存在そのものを疑う声もある。
テキサス州の少年の自殺も、警察はゲームとの関連を確認していない。
だが、ツイッターにはゲームの情報を求める書き込みがあふれ、全米各地の学校当局は保護者に注意を要請した。
(2017年8月1日号掲載)