SD郊外に国境の壁試作品が完成

SD郊外に国境の壁試作品が完成

大統領公約、予算の見通し立たず


2017年11月5日

トランプ政権が不法移民対策強化の一環としてメキシコ国境沿いに建設するとしている壁の試作品が10月末、サンディエゴ郊外で完成した。

税関・国境警備局は今後、約3か月かけて安全性や環境への影響などを調べるとしている。

米国 — メキシコ国境の壁建設を重要公約に掲げるトランプ氏は、米国への麻薬流入防止のためにも壁建設の必要性を強調。

しかし、野党民主党は強く反対しており、議会で予算が通る目処 (めど) は立っていない。

米メディアは試作品づくりで「公約が進展しているように見せているだけだ」と批判的に報じている。

メキシコとの国境地帯で建設された試作品は高さ約9メートル、幅9メートルの計8種類。

米企業6社が手掛け、コンクリートやその他の材質を使用。

野生動物が通過できるように隙間を設けたデザインや、乗り越えられないよう上部にワイヤが付けられたデザインのものがあった。

壁の試作品を視察した税関・国境警備局の幹部は「今後のテストで国境警備の需要に合った壁の基準を作りたい」と強調した。

複数の試作品の技術を組み合わせることも検討するという。


(2017年12月1日号掲載)