SDJBAのメンバーが月例定例会の一環として水再生施設を見学
毎日1ミリオンガロンのピュアウォーター2011年から作り出しているWater Facility
水再生施設の無料見学ツアーの詳細は www.PureWaterSD.org まで
去る11月15日(水)、サンディエゴ日系ビジネス協会(SDJBA=San Diego Japanese Business Association)のメンバーがミラマーにある水再生施設Demonstration Pure Water Facility (4949 Eastgate Mall, San Diego, CA 92121)を見学しました。
この施設見学はSDJBAの月例定例会の一環として行われたもので、当日は8名が参加。
Community Outreach SpecialistのMegan Drummyさんの案内でファシリティ内を見て回りました。
午前11:30分、施設内の会議室で、SDJBA定例会恒例の特製弁当を堪能した後、スクリーンに映し出された画像を見ながら「Pure Water Program」 や「North City Water Reclamation Plant」について、約30分のプレゼンテーションに耳を傾けました。
その後、隣接するファシリティでOzonation (オゾン処理)、Biological Activated Carbon (生物活性炭)、Membrance Filtration (精密ろ過膜)、Reverse Osmosis (逆浸透膜)、UV/Advanced Oxidation (紫外線/促進酸化)など、5段階の水の再生プロセス技術を見学して、蛇口から出て来たきれいな水を試飲。
約30分間の見学の間、参加者からさまざまな質問が飛び交い、ピュアウォーターや再生過程に関する関心の深さが伺えました。
CA州は全米の中で最も水使用量の多い州ですが、その水源は州北端のシャスタ山系や北東のシェラネバダ山脈の雪解け水や雨水が水源となっています。
CA州都市圏の家庭向け水道料金を比較をすると(4人家族で月18,000ガロン使うとして試算)、サンディエゴが月150ドルで最も高く、最も低いフレズノはその4分の1の37ドル。
水調達が課題の南CAでは、飲料水確保の為の色々なプロジェクトが展開されています。
SDJBA副会長の脇田修三さんは次のように感想を述べています。
「SDは必要な水の85%を外部から購入しており、そのコストはこの15年で3倍に増加しさらに高額になるとのことです。いろいろな意味で大変勉強になりました」。
また、会長のガラスキー 秀子さんは「水問題はサンディエガンにとって重要な課題です。
もっと多くの方にこのプロジェクトを知って頂きたいと思います。
SDJBAでは今後も、地域の企業や施設の見学を通して、皆さまに見聞を広めて頂き、相互交流の会として活動を広げていきます」と話しています。
サンディエゴ日系ビジネス協会
Email:
www.sdjba.org
(2017年12月16日号掲載)