Thursday, 28 March 2024

ぽーと会主催の教育ワークショップが学童クラブで開催されました

ぽーと会主催の教育ワークショップが学童クラブで開催されました

Japanese & Math Academyの スミス小松えりな先生 をスピーカーに迎えて

左から、学童クラブ主宰者の川田なごみ先生、スミス小松えりな先生、ぽーと会代表の立川ひさ子さん 

去る6月4日(日)午前10時より、ぽーと会主催の教育ワークショップがカーニーメサのJapanese & Math Academy (学童クラブプラス)で開催されました。

当日は、Japanese & Math Academyのスミス小松えりな先生をスピーカーに迎えて、就学中のお子さんと親御さん20余名が参加。

「アメリカ育ちの子供、日本育ちの親」の 「カルチャーギャップ」に焦点をあてた教育ワークショップに興味深く耳を傾けました。

午前10時過ぎ、ぽーと会代表の立川ひさ子さんの司会でセミナーがスタート。

えりな先生が登場して自己紹介をした後、「子供が現地校で習っている授業の仕組み、日本との違い」を『桃太郎』の演習問題を通して分かりやすく解説。

特に「アメリカの授業に於ける自己表現とクリティカル・シンキング(批判的思考)の重要性、異なった意見を取りまとめながら生徒たちの相互理解を促すファシリテーター(調整役/促進者)としての教師のスタンス」について説明しました。

続いて、「ママの英語、分からない」と言われた自身の経験をもとに、アメリカの子どもたちが小学校低学年で使っている歴史や科学の教科書を活用しての「子供と一緒に学ぶお母さんのための英語上達法」を紹介。

そして、「子供にも知ってほしい『親のチャレンジ』」では、「日本ではあたり前にできることが外国では難しい。そんなチャレンジをしている親」のように、「あえて 『不便』でタフな経験を積み上げることの大切さや 親子や人との『信頼』関係の重要性を解説。

また、「アメリカ育ちの子供が耳を傾ける話し方」では、日米のコミュニケーションの違いを図に描いて、それぞれ渦巻き型と直線型と指摘。

米国の初等教育で採用されているFive-paragraph essay (5段落エッセイ)を紹介して、話す前に箇条書きにまとめてポストイットなどに書いて貼っておく方法などを紹介しました。

また、昨今話題となっている全米統一の学力基準制度「コモンコアカリキュラム」の概要も解説。

そして、問題解決能力の基となる数学的な力を養うために、えりな先生が家や塾で教えている数やトランプを使ったゲームを参加者一同楽しみました。

講演後にはQ&Aの時間も設けられて活発な質疑応答が行われ、日米ダブルアイデンティティを持つ親子の米国での教育について理解を深めました。


スミス小松えりな先生の経歴
2002年に留学生として渡米。2007年SDSU卒業。
アメリカ人男性と結婚。
FICOデータアナリスト(3年)、育児休暇(2年)、銀行アナリスト(5年)として活躍。
現在、学童クラブプラス&みなと学園で教鞭をとる。
人気ブログ「In Nadeshiko Way   アメリカで生きる、やまとなでしこ達の学び場」http://innadeshikoway.com 主宰。
二児(9歳息子、7歳娘)の母でもある。


ぽーと会
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学童クラブプラス
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(2017年6月16日号掲載)