省エネ

 

▽長年使用していた furnace が故障したので高額な暖房システムを導入した。セントラルヒーティングなので家中が暖かくなっても、光熱費の上昇ペースはスカイロケット級。そこで1人に1枚ずつ、LED表示のタイマー付き電気ブランケットを買い入れ、furnece を稼動させずに冬の日々を過ごした。節電効果は大成功! 見事なまでに家計を助ける省エネとなった。微力ながらも、各家庭がエコ生活を実践すれば地球温暖化対策に貢献できる。▽「省エネ」は「省力」にあらず。子供の頃、私と弟は10日間ほど知り合いの寺に預けられ、そこから小学校へ通った。日課は朝夕の「落ち葉掃除」。掃き清めても、翌日には枯れ葉が境内に落ちてくる。「2日に一度でいいのでは?」と先延ばしを願い出た私たちに、若いお坊さんが柔和な笑顔で「心を掃くんだよ」と一言。毎日、苦もなく俗事を続ける平常心が大事。やがて魂が浄化されて往生できる。明日死のうが、百歳まで生きようが、人生の質を高めたいなら「心の省エネをするな」ということらしい。▽多忙を極める人気俳優 T・Kさんの名言が光る。「手を抜いた仕事は、より疲労感が残る」。悟られないように適当に仕事を切り上げても、真剣に取り組まなかった不全感/罪悪感が自分を苦しめて精神的に数倍も疲れてしまう。「省エネ」と「省力」を履き違えてはいけない。(SS)
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▽日本にいる姪は、昨年、コンロや給湯機を電気からガスに替えたそうだ。ひと月の電気代が10万円を超え、オール電化住宅を諦めたとのこと。サンディエゴの友人は、セントラル空調をやめて、部屋用エアコンを取り付けた。自分は電気代が半額になる「スーパーオフピーク」の時間帯を狙って料理や洗濯をしている。▽仕事の省エネや時短は不可欠だが、最近、断られた → 返信しない「メール1往復主義」を採用する人が増えている気がする。「またよろしくお願いします」という「一往復半」に慣れている自分としては、何となく寂しい気分になる。▽急激に食事量を減らすと、人間の体は飢餓から身を守ろうとして「省エネモード」に切り替わるらしい。この状態で食事を摂ると余ったエネルギーが脂肪として蓄えられてしまう。リバウンドしちゃったけど、またダイエットすればいいや!と、安易に考えていたら、相撲部屋の新弟子検査に合格できる体重に近づいていた。▽人間の脳は「省エネ」を好むらしい。脳はとても小さいけれど、体が消費するエネルギーの20%も消費するので、時々「サボりたい」と思うらしい。だから、大切なことに集中することを心がけて、他のことは習慣にしてしまうと、脳が疲れにくくなるそうだ。何もしたくない時でも、とりあえず、何かを始めて10分ほど続けていると、不思議とやる気が出てくるという。(NS)
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省エネで思いつくのは、エアコン停止、使わない部屋の消灯、誰も見ていないテレビを消す、こまめに家電のプラグを抜く——などかな。我が家はエアコンを全く使わない。蒸し暑いときはシーリングファンを回し、それでも暑いとドアを開け、扇風機の風でしのぐ。冷え込むときは厚着をして、まだ寒ければ先日買ったミニヒーターを使う。不要照明の節電は普段から心がけている。私は一人でテレビを見ることがほとんどない。映画やTV番組はタブレットで楽しむことが多い。たまに子供たちがテレビをONにしたままタブレットやパソコンを使っているので、見かねて消すように言っている。節電とはいえ、冷蔵庫、オーブンなどのプラグを抜くことはできない。トースター、電子レンジも使用頻度が高く、抜くのが面倒なので付けたまま。アマゾンのスマートスピーカー Echo はプラグを抜くと作動しないので、もちろん繋ぎっぱなし。TV、DVD Player は、使用しないときはプラグを抜いた方が良いとは思うけれど、とても煩わしくて実行できない。とはいえ、数日間も家を空けるときは、待機電力カットと安全のために、電子レンジ、トースター、TV などのプラグを抜くようにしている。私の家族にとって、これ以上実行できる省エネはないかも——。 (YA)
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suzuko-san
日本のTVバラエティ番組の中でも、『情熱大陸』や『ガイアの夜明け』などの過去に放送された情報番組をネットでよく見る。最近見た番組で、日本最大手の小売チェーン店イオンの省エネに取り組む姿勢が紹介されていて、とても興味深かった。番組によると、イオンの電力使用量は日本全体の0.8%を占めているそうだ。いかに節電をするかが日常の課題。その電力を必要とする最たる設備がターボ冷凍機という冷房機器で、その使用量を下げるため、春と秋は館内を自然換気方式に変更。自動で窓を開閉させ、AIで空調をコントロールして、2022年5月は7.4%、10月は7.5%減に成功したという。また、エリアごとの照明の明るさやエレベーターの稼働数を調整するなどして、徹底的な省エネ対策を実施し、それらの電力使用量を50%オフにまで実現した——と番組は報じていた。ごリッパ! 今や、省エネの意識は企業だけでなく、個人レベルにもかなり浸透している。私は海外へよく行くが、そこで出会った人たちに「私は米国サンディエゴに住んでいる。美しい街のみならず、気候的にもパラダイス。年間を通じて冷暖房不要な、世界でも稀 (まれ) な場所」と、我が地の素晴らしさを得意げに紹介する。実際に、昨夏は扇風機さえも使わなかった。これこそ究極の省エネタウン。万歳!! サンディエゴ!!  (Belle)
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jinnno-san
姪っ子のりさ子は、千葉県の実家に住んでいるんだけど、家に帰ってくるのはなぜか月に2〜3回 笑。都会の事情は分からんが、勤務地が東京駅付近なので、1時間の通勤は面倒というのが理由らしい。確かに時短になるし、満員電車のストレスからも解放される。これ、自分への省エネだわ! 「じゃあ、残り28日間ほどは、どこに泊まってんの?」と尋ねたら、3軒の鍵を持っていて 笑、2つは友達の家、1つは社内恋愛が最近バレてしまった彼氏宅 笑。どういう順番で回っているかというと、その晩に飲みに行く店に近い家に泊まるんだとか・・笑。あやつは、♪ 彼氏といつも一緒がいいーっ ♪ ていう女子ではなく、彼氏の家へ行くのも己れの酒飲みの都合! 笑。それも自分自身のエネルギー節約? ♪ たまーに顔を合わせるのが丁度いいーっ ♪ てなもんで、リタイア後の老夫婦みたい 笑。「ご飯はどうしてんの?」と聞くと、その家にいる子に作ってもらうんだって! 笑。そーいえば、わたしが年始にあやつの実家 (お兄ちゃんの家) に宿泊したとき、「うゎー! X子 (わたしのこと 笑)、ゲストなのにご飯作ってる! スゴーい!」と叫んで、さっさとテーブルに座り、缶ビールを飲み始めるではないか! 思わず「あんたは、わたしにビールをつぎなさい」 と指示したけど、一度だけついで、後はご飯ができるのを待っていた。う、動かない、、。省エネすぎんでしょ! 笑。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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私は普段から可能な限り省エネに気をつけているつもりでいる。使用していない部屋の電気を消す。バスルームで、シャンプーを使い体を洗っている時はシャワーを止める。子どもの送り迎えのついでに、必要な買い物などの用事を済ませるなどして、なるべく車の運転を控える。これはガソリン代の節約にもなる。自慢できるほどの省エネ実践ではないけれど、一応は心がけてはいる。でも、考えてみれば、パソコンはいつもON状態、電気ポットも点けっぱなし。温かい飲み物が欲しい時に、いちいちプラグを入れて湯が沸くのを待つのはイヤというのも人の常。暖房はいつも稼動中。寒いのは苦手だし、家の中で厚着をするのも億劫なので、温度設定も特に低めにしていない。洗濯機は毎日2回ほど回している。4人家族なので、連日結構な量の洗濯物が出る。夫からは「毎日しなくてもいい」と言われるが、2〜3日も溜め込むワケにもいかないし、溢れるばかりに詰め込むのも気が引けてしまう。繰り返しになるけれど、基本的な私の省エネといえば、不要照明の消灯と照度の見直し、シャワーの水量節減、燃料費のセーブを兼ねて車利用の回数を減らすことくらいかな。・・すみません。(SU)

(2024年3月1日号に掲載)