変化

shinji-san.gif 私たち夫婦は結婚30年目 (真珠婚)。結婚を通して二人の意識は大きく変化した。私は武家の旧態依然とした家父長制が色濃く残る家で育った。女性と子供に発言権はなく、父に反抗すれば鉄拳が飛んできた。私は反面教師として、自分の考えを明言する女性を妻に迎えた。妻の両親は事情があって生家を捨て、裸一貫で成功した筋金入りの働き者。そんな環境で育った妻は私と考え方が正反対。「風呂敷の包みを開ければいい」と言う私に「包みを結び直すべき」と諭 (さと) すのが彼女。結婚当初はド派手な夫婦ゲンカを繰り返していた。生家の封建的家風を否定していたのに、妻の主張に怒りを覚えたのは、無意識のうちに沁みついていた悪弊。妻も負けてはいない。堪忍袋 (かんにんぶくろ) の緒が切れると、登山で鍛えた足腰にモノを言わせて「真空飛びヒザ蹴り」で襲いかかる。ビデオでスロー再生すればカンフー映画の1コマだ。ある時から妻は私をホメるようになった。歯が浮くようなお世辞をさらりと連発し、私を懐柔しようとする。間抜けな男 (私) は気を良くしてしまい、進んで夕食の支度をする。以来、「課題の分離」を徹底化することで、互いの領域に干渉しない不文律が生まれ、生産的実生活と精神的充足がもたらされた。子供がいないので “親業” を通しての成長はない。 (SS)
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sato-san.gif ▽今から35年前、留学生として初めてアメリカに来た当時、インターネットも、スマホもなかった。成田空港では、見送る側も見送られる方も「さようなら」「ありがとう」と今生 (こんじょう) の別れのように手を振った。実際、日本は遠かった。留学先から国際電話をかけた記憶もないし、時々、日本人学生が集まって、故郷から届いた日本のビデオを懐かしく楽しんだ。今はスゴイ。Wi-Fi があれば、無料の電話やビデオで海外の家族や友人と簡単に話しができる。いつでも、どこでも、誰とでも、つながることができる。IT 技術が社会のあり方をこんなにも大きく変化させたのだ。▽モノの本によると「脳は刺激を求めるが、現状維持機能が働いて、大きな変化は嫌う」とのこと。だから、何か目標を達成をしたいときは「変化を小分けに」「少しずつ」がポイントになるらしい。部屋の断捨離を一気にするのではなく「今日は机の上」「明日はテレビ周り」とするといいらしい。脳が少しずつ変化に慣れて、調子に乗ってくれるとのこと。そう言えば、ちょっとだけと掃除を始めたら、ハマってしまい、驚くほど片付いたことがあった。そんな、少しずつが、変化自体の慣れにつながり、変化にもストレスにも強くなれるとのことだ。毎日、少しずつの変化は、健康で豊かな人生を送るコツでもあるように思う。 (NS)
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sheau-ching-san.gif サンディエゴに来てから、ずーっと今の家に住んでいる。スペースがもともとない家が「物だらけ」になっている。家の中の引き出し、棚を整理してスペースを作ろうと思ったら、昔の写真が沢山出てきた。キレイに分けて、アルバムを作る作業がスタートしたが、1枚ずつ写真を見ながらやっているので、まだまだ完了できない状態になっている。普段はあまり実感していないけど、写真を見ていると、「わー、自分も含めてみんな年取ったんだなぁー」と思う。時の流れで自分がおばちゃんになり、旦那の髪の毛がなくなり、夫と二人の体調が悪くなり、また元気になり、妹と友人の子供が成人し、友人が離婚したり、再婚したりし、母や数人の友人が亡くなり、、、、何だか、振りかえってみるとかなり変化の大きい20年! 若い時の楽しみ方と中年になった現在の楽しみ方にも沢山の変化があったが、いくつになっても自分のペースで毎日楽しめることを期待し、努力したいと思っている! (S.C.C.N.)
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yoko 何事もない平穏な日常がいい。でも、もうかれこれ3週間近く、平穏でない日常を過ごしている。それは現在、家のシャワーが使えないから。3週間前に家のバスタブからコンドの廊下と家のユニットの真下の駐車場へと水漏れが起きた。HOA から修理するまでシャワーを使わないよう言われ、一部は HOA が直したのだが、お湯の出るパイプはうちで修理するようにとのこと。そして、そこも水漏れしていると思った夫が浴室の壁のタイルとインサートを取り除いてしまったので、ますます使用不可能な状態に!! 保険会社やいろいろ手続きしている間に3週間も経ってしまった。幸運なことに、コンドには共同のスポーツジムとシャワールームが付いているので、夫と交代で毎朝ジムにシャワーを浴びに行っている。困ったのが子どもたち(2才児と4才児)のお風呂。1日置きに、3 階に住んでいる友人にシャワーを貸してもらったり、抱っこして(2才の方)ジムのシャワーを浴びさせたりして凌しのいでいる。毎朝シャワーの後、コートヤードを歩いていると、ホテルにでも泊まりに来た気分だ。でも、こんな変化はいらない! 早く家でシャワーを浴びられるようになりたい!! (YA)
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reiko-san

最近、娘の変化に驚くことが多い。▽いつの間にか、腕立て伏せができるようになっていてびっくり。膝つきとかではなくて、体幹をまっすぐに保ったままの本格的な腕立て伏せのほうだ。ちょっと前までは、腕立て伏せの格好を数秒するだけでやっとだったのに! モンキーバー (雲梯=うんてい) もできるようになっていてびっくり。これも数か月前まではまったくできなかったのに、今では前向きでも後ろ向きでもスイスイとこなす。両手にできたマメを得意気に私たちに見せる娘。学校の休み時間にいつも練習しているらしい。▽身長も体重もぐんぐん伸びて、変化真っ最中の年頃。週2回、水泳と空手を習っているのも体力増加に役立っているらしい。腕の筋力は私よりも絶対にあるはず。そして精神的な変化もことあるごとに感じる。朝、自分で目覚ましをセットして起きようと努力する姿が見られる。宿題も自ら終わらせて、バックパックに入れて準備しようとがんばっている。朝も学校前のローディングゾーンで素早くドロップオフができるようになった。自分でできることがどんどん増えている。夏休み後の9月からは小学4年生。この調子だと、家から出て行く日もあっという間に来てしまうんだろうな。キンダー入学当初、私から離れられなくてメソメソ泣いていた頃がなつかしすぎる。 (RN)

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suzuko-san 「お変わりありませんか」「はい、おかげ様で相変わらずです」・・・何気ない普段の会話の中に「変化のない」ことが、我々の生活の中でどれだけ、安心を与えてくれるかが示唆されている。普段の生活の中での「小さな変化」は必要不可欠にしても、生活を脅かすような大変化は誰も望まない。望んだとしても、その一歩を踏み出すには、かなりの勇気と決断が要る。例えば仕事。諸事情で会社を辞めたくなっても、家族や生活のため、中々辞められない。かく言う私も、その中の一人だった。私が勤めていた出版社は極小規模だったので、企画、取材、原稿、レイアウト、校正、そして本が出来上がった際の郵送 —— 。まさに仕事の頭からお尻まで。故に、毎日の仕事の内容は変化だらけ。一日として同じことをする日はない、面白い仕事だったが、ただ忙しい。わが人生の将来を考えるに「これでいいのか?」と自分に問い始めて、5年。とうとう会社を辞める決断を下した。人生の大きな変化を求めて ・・・。で、私はえらっそうに「先立つシアワセをお許しください」と仲間に伝えて、会社を去った。その後の人生、これでもか!というほど大波、小波の連続だ。こうなると「相変わらずです」と応えてみたい、と思う勝手な自分がそこにいたりもする。 (Belle)
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jinnno-san むかーし、North Park のド真ん中に住んでいた。30th St. と University Ave. の角の North Park サインの目の前 (人が住めたの?) (笑)。その頃、North Park は “怪しい街” から “ヒップな街” へ移り変わろうとしていた。家の付近を肝試しのように早足でドキドキしながら歩いたり、ホームレスの方々が寝そべっているのを除けて通ったり、車上荒らしに何度か遭ったり、朝になったら車が無かったりとか (笑)、、今思うと “都会 (?) に住む宿命 (?)” だったのねぇー (笑)。だって、これが住宅街 Tierrasanta とか近代的 Eastlake だったら、わたしが経験したこの日課はあり得ないでしょ (笑)。現在はちょっと違う環境に住んでいて、そういう緊張感を忘れていた・・・ら → LA Downtown のガススタで給油中に店に入り、店から出て自分の車を見ると、、知らないおっさんが腹をかきながら、ガスホースを赤い灯油缶に入れてた。わたしと目が合った。ガスホースを戻したーっ!「 あーた! 今、わたしのガソリン盗んだでしょーっ!」 と突っ込んでやった、ら、「えー? 知らねーよ」みたいなふてぶてしぃーい態度! 結局、あばよ、みたいな感じで、おっさんは盗んだガソリンを持って去っていった。。あ ー 忘れていたこのサバイバル感覚! 人間も環境によって変化しちゃうのねー (笑)。 (彩雲と那月と満星が姪)
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私の人生での体重の変化はなかなかのものだと思う。中学生時代は体操部に所属し、朝練、放課後の練習、週末の練習と、かなりの運動量で、どんなに食べても太ることはなく、46kg をキープしていた。が、引退後、同じような食生活を続けていたら、中学卒業までの6か月で10kg 増。高校入学後もその体重をメインテイン。が、3年生になり出遅れた受験勉強のため、夕食を食べると眠くなるからと、夕食抜きで毎晩勉強。あら? 体重減ってきた? いいんじゃない? あ、胃まで小さくなってきて、ランチの量も減った感じ・・・と過ごしているうちに 20kg 減。が、これは異常な体重。その体重が半年も続くと、健康にも支障が出てくる。ということで、体重をベストに戻す。アメリカ上陸した時は、ほとんど中学生の頃と同じベストの体重だった。あれから20 年・・・現在1?kg 増。日本に帰省するたびに、親に「ねー太った?」とズケズケと聞かれる。今年の夏、4年ぶりに日本に帰省する。只今、焦りのラストスパートダイエット中! だけど失敗中!きっと怖くて体重計に乗らないことがいけないんだ、と分かってはいるけれど現実逃避中。 (IE)


(2017年6月1日号に掲載)