探す/捜す

shinji-san.gif 最初の家を購入したのは、この仕事を始めて間もない頃だった。住宅のデザインやアメニティには頓着せず、通勤時間の無駄を省きたい一心から、家探しの条件はオフィスまで車で1分以内という一点。少しエエカッコシーの言い方をすれば、自分が好きな漂泊俳人の種田山頭火 (たねだ・さんとうか) にあやかって、一草庵の至福とばかりに、いささかの居住空間と手頃な仕事環境だけで満足だった。殺風景ながら1軒目の家が条件に適い、電光石火の早業 (はやわざ) で購入を決断し、エージェントを通じてペーパーワークに取り掛かった。見たのはこの物件だけ。この話をすると、誰もが「余程の大物か大バカ者」と驚きの反応を示す。理想の物件を探すのに人によっては100軒近く見て回り、それでも逡巡 (しゅんじゅん) すると呆れられた。家の近くには地元のイスラム教徒が集まるモスクがあり、9.11テロ発生後、寺院に仕掛けられた小型爆弾が炸裂して報復の修羅場と化した。我が家の外庭から見知らぬユダヤ系がイスラエル国旗を振り、挑発された寺院内のアラブ系と一触即発の状態になるなど、一時期、自宅界隈の治安はサンディエゴ市内で最悪レベルにまで陥った。到底予測できない展開とはいえ、住宅探しに力を入れなかった自分は、やはり愚か者だったようだ。 (SS)
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sato-san.gif ▽人探し。「マジっすか!」「公衆電話って、そこらじゅうにあったんすか!」。今の若者にとって、携帯電話がなかった頃の出来事は驚愕すべきことのようだ。「昔の人は時間厳守だよ。一度、家を出ちゃったら連絡が全く取れないから」「マジっすか!」「待ち合わせに相手が来ない時、伝言板っていう黒板があったんだよ、駅前に」「マジっすか!」「人と待ち合わせして、会えるかどうか分からないなんて、ポケモンみたいっすね!」。▽ 自分探し。「あの山の向こうに、きっとある・・・」。若い頃、自分探しをしていた時期があった。毎日が何となく不完全燃焼で、つまらなかった。そんな時、山岳部の先輩から言われた。「自分探しをする人間って、結局、今の自分が幸せでないから『となりの芝生は青いかも・・・』と幸せ探しをしているんだよね。でも、となりの芝生が青いなんてことはないんだよ」。確かに「現在の自分」を放棄して「理想の自分」を探してもしょうがない。「今、自分がやらなければならないこと」に本気で向き合い、その上でいろいろなことにチャレンジする。若かりし頃、そんな自分創り、幸せ創りを指南してくれた人生の先輩に心から感謝している。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 結婚、サンディエゴでの生活、ゆうゆうでの仕事は、どれも今年で21年!! 本当に信じられない! 時間の経つのが早い! 日本語はできるが、英語が不得意たった私は日本に永住するつもりだった。ところが、日本で英語を教えていたアメリカ人の旦那と出会い、思ってもいなかったアメリカにやって来た。そして、旦那と一緒に America's finest city のサンディエゴで暮らし始めた。英語で仕事をするよりも、せっかく身につけた日本語を生かしたかった私は、職探しに、当時唯一の日本語媒体ゆうゆうのクラシファイドの求人広告を利用させてもらった。いろいろな仕事を探していて、オファーももらったが、結果的にゆうゆうに就職を決めた。あれから1回も引っ越しをせずに、同じ家で、同じ旦那 (笑)、そして同じ職場! 旦那のお陰で、英語での生活に慣れて Enjoy している。ゆうゆうのお陰で、日本語を忘れないまま、いろいろなお客様に出会えて仕事が楽しめる。無理に探さなくても、運命に任せていれば、自然に実現する場合も結構あるかもね (笑)。 (S.C.C.N.)
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yoko 夫が出かける前に、しょっちゅうサングラス、鍵、財布などなど、いろいろな物を探している。私は自分の物は定位置に置くようにしているので、「どうしていつも失くすわけ?」とあきれて夫を見ているのだが、ある時、自分が車のキーを失くしてしまった。出かけようと思ったら、バッグに車のキーがない! 家に忘れた?と家の中に戻って、バッグをいつも置いている辺りを見てみたが、やはりない。バッグの中身を全部空けてみたが、やはりない! ディーラーに電話をしたが、車を持って行かないことには鍵が作れないとのこと(当たり前…)。トーイング代も馬鹿にならないので、Locksmith を呼んで鍵を作ってもらうことにした。ECUデータを書き換えて新しいキーを作ってもらった。思わぬ出費が痛かった。それから数か月後、久しぶりに着たジャケットのポケットに何か入っていた。。。そこに失くしたと思っていた車のキーが! あの日、車を止めた後、そのままキーをポケットに入れたようだ。家に入って、ジャケットを早速ハンガーに掛けて定位置のクローゼットにしまい、忘れ去っていたのが原因だった。。。ちなみに見つかった鍵では、車のドアは開けられるが、もうエンジンはかからなかった。ECUデータが書き換えられたので、使えないそうだ。 (YA)
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reiko-san 我が家の飼い猫、トラちゃんが先週行方不明になった。いなくなった日、私は外出していて家族が寝静まった夜遅くに帰宅。いつもなら暗闇から現れて足元をまとわり付くのだが、その時はもう一匹の猫だけが鳴いてお出迎え。あれっとは思ったが、眠かった私は寝支度を済ませてそのまま就寝。翌日になっても姿を現さないトラちゃん。みんなで家中探しても見つからない。そこで、夫と娘が、私の不在中、人の出入りが多く、玄関の扉が開け放たれたままだったことを思い出した。以前にも2回ほど外に出て1日経って戻ってきたことがあったので、今回もお腹が空いたら戻ってくるよと、最初はそれほど心配はしなかった。が、夜になっても戻らず、次の日になっても戻らず。娘は心配で半泣き。私と夫も今回はちょっと長すぎるよねと不安になり始めた。猫は自分の死に目が近づくと、飼い主からも離れて静かな場所で一人で死ぬというのを聞いたことがある。トラちゃんももしかして・・・とか、変な人に捕まって虐待されていたらどうしようとか、いろいろな不安が頭をよぎって、いてもたってもいられない。また夜が来て、次の日が来て、もうこのまま会えないかもしれないと半分諦めていた頃、玄関の扉を開けると、そこにトラちゃんの姿が! 感動の再会! 帰ってきてくれてありがとう〜。 (RN)
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suzuko-san ♪ 探し物は何ですか。見つけにくい物ですか。鞄の中も机の中も探したけれど、見つからないのに、まだまだ探す気ですか・・・♪ ご存知、井上陽水の「夢の中へ」の出だしである。そう、いつの世にも、探し物は見つかりにくいものなのだ。私が出版社を辞めた時、ラッキーにも姉がチューリッヒにいた。なので姉を訪ねて、仕事がないのをいいことに、結局3か月もいたことがあった。その間の姉との会話の中で、独身の私の伴侶という話題がよく出ていた。その度に、「姉ちゃん、私は一生かけて探すから、心配しないで」とよく嘘ぶいていたものだ。そうすると、姉は「あんた、独身のほとんどの人が55歳までには一度は結婚するというわよ」・・・ 30年ほど前の会話である。それから10年もしないうちに、55歳の10年前に私は結婚できた!「とうとう! 一番大きな探しものが見つかった!」と、喜んだのも束の間。縁なく、5年半で離婚という憂き目を見ることに。あれから・・・10数年。離婚当初は、「2、3年で見つかるわい」とタカをくくっていたが、こうやって何年たっても見つからない。「あ~あ、やっぱり探しものは、なかなか見つからない」。こうなったら、ほんとに一生かけて探そう! いや、一生かけても無理か。ああ、私の探しものはどこにいるのやら? (Belle)
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jinnno-san この漢字 (探) を見て、最初になぜか頭に浮かんだ文字が、、、テレビ朝日の番組 『探偵ナイトスクープ』。皆さん、知ってる?
放送25年を誇る、めちゃおもしろい大阪のテレビ番組! なんでこれが頭に浮かんだか、、今書いてみて分かっちゃった! 探偵の“探” は「さがす」 って意味なんだねえー。これほどまでに探偵ナイトが頭に染み込んでるなんて、、ぶぶーっ!!(爆)。この番組を観たことがない方は、オーノー! 相当なお笑いチャンスを逃してるよー! 西田敏行局長のこのセリフで毎回始まります ⇒「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する、探偵! ナイトスクープ」。そしてもう一つ頭に浮かんでしまったのが、、、『ルパン三世』! (笑)。なーんでか。ルパンはお宝をいつも捜してるからー! (笑)。ルパンは予告状に必ず「XXをいただきに参上」と書く。カッコよすぎるー! そして忘れてはいけない ICPO 銭形警部。彼は世界中どこでも「待てルパーン! 今日こそ逃がしはせんぞー! 」と叫びながらルパンを捜し回っている。銭形のとっつぁんには捜されたくないけど、ルパンには捜されたい! (んなワケないな … 笑)。 (那月と彩雲と満星が姪)
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私は結構な近眼なので、メガネを外して置き忘れてしまうと探すのが大変だ。隣に座ってる人の顔すらぼやけて見える。ついこの間のこと、着替えをする際にメガネを外し、再び着けようと思ったらメガネが見当たらない。あれ〜! たった今ここで外して、タンスの上に置いたはずなのに! 子供をバス停に連れて行く時間が迫っていたので、だんだん焦る私。外した記憶はあるのに、そこにないメガネ。では、絨毯の上に落ちたのか? 這いつくばって絨毯の上を目を凝らして探す。どうしてもない・・・。仕方がないので探す範囲を家中に広げた。探すといっても、見えるものは全部ぼやけてるので、簡単には見つからない。ない、ない、ない〜! どうしても見つからないので、ぼやけた視界のまま、子供をバス停まで連れていった(徒歩なので物にぶつかりさえしなければ大丈夫)。家に帰ってきて、畳み終えた洗濯物をタンスにしまおうと、タンスの引き出しを開けたら、なんとそこにメガネが! 引き出しを開けっぱなしにして着替えていた時に、タンスの上からメガネが引き出しの中に落ちたのだった。それ以来、メガネの置き忘れだけは気をつけて、頭の中で「よし、私は今ここに置いたよね」と確認しながらメガネを外している。 (SU)


(2017年4月16日号に掲載)