Friday, 19 April 2024

ポケモンGO 全米で大人気、トラブル続出

ポケモンGO 全米で大人気、トラブル続出

ピカチュウ獲得に熱中、SD郡内で注意喚起

2016年7月20日


© Kaspars Grinvalds

任天堂などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO (ゴー)」に熱中した人たちのトラブルが続出している。

このゲームは衛星利用測位システム (GPS) を使い、利用者が外出先のあちこちでスマホのカメラを起動し、現地の画像を背景に架空の生き物「ポケモン」 を画面上で捕まえるというもの。

ところが、利用者がゲームに熱中するあまり、他人の敷地に無断で進入するなどの行為も続出して問題となっているほか、不慮の事故に遭遇するケースも報告されるなど、ポケモンGOがもたらす弊害が社会問題化しつつある。

オハイオ州では7月19日、ポケモンを捕まえようとしていた10代の3人が原発敷地に入り込み、警備員に退去させられた。

サンディエゴ郡内では13日、ゲームに没頭していた2人の男性がエンシニタスの海岸に面した崖から転落し、病院に搬送されている (負傷の度合いは不明)。

このような悪影響を重くみて、ポケモンGO愛好家に注意を促す自治体や企業も現れた。

コロナド市では運転中にゲームをしないよう “No Pokemon and Driving” の電光掲示を路上に設置した。

また、SDG&Eは「ピカチュウを探す」 時は変電所から離れて行うようツイートを発信して呼び掛けている。


(2016年8月1日号掲載)