Wednesday, 24 April 2024

SD・カウンティフェア、動員160万人

SD・カウンティフェア、動員160万人

1880年の開設以来、史上最多を記録

2016年7月6日


北米で十指に入る規模を誇る屋外イベントとしてSD郡内外から見物客が集まる農産/畜産物見本市、SD・カウンティフェアの今年の入場者数が1,609,481人と発表され、これまでの最多動員数1,517,508人 (2012年) を超える新記録となった。

今年は米国独立記念日が月曜に当たり、開催期間中の休日が1日増えて26日間 (通常25日間) に伸びた背景もある。

米国は不況から脱しつつあるとはいえ、夏期休暇の海外/遠方旅行を控える人が多く、費用のかからない、手近に楽しめる娯楽としてカウンティフェアが好まれたと主催者側は分析している。

今年は “Mad About the Fair” をテーマに掲げ、ルイス・キャロル作の児童文学『不思議の国のアリス』 の中で描かれた「お茶会」 が催され、童話の中のマッドハッター (いかれ帽子屋) や三月うさぎも登場するなど、児童の興味を引き出すアトラクションが目立った。

恒例の家畜品評会、アートコンテスト、ホーム & ホビー、フラワー & ガーデン展示、ライド & ゲームのほか、有名ワイナリーのワインを試飲できるトースト・オブ・ザ・コースト、12歳以下が入場無料となるキッズデイ、最終日 (独立記念日) の花火 (7/4) が人気を集めた。

最終日は26日間で最多となる96,501人を動員している。


(2016年8月1日号掲載)