Tuesday, 16 April 2024

イスラム教関係者、銃乱射事件を非難

イスラム教関係者、銃乱射事件を非難

SD市民約1,000人が蛮行糾弾の集会

2016年6月13日


米国の有力イスラム教団体「米イスラム関係評議会」 のニハド・アワド事務局長は6月12日、本部のあるワシントンで記者会見し、フロリダ州の銃乱射事件について「ヘイトクライム (憎悪犯罪) であり、最も強い言葉で非難する」と述べた。

容疑者が忠誠を誓っていたとされる過激派組織 「イスラム国」 (IS) について「我々を代弁しているわけでも、我々の代表でもない。

常軌を逸した無法者だ」と批判。

「憎しみに屈しない。恐怖に屈しない」と強調した。

バージニア州のイスラム教団体幹部のリズワン・ジャカ氏は記者会見で「事件によって、米国に住む平和的なイスラム教徒が中傷されるようなことがあってはならない」 と述べた。

また、この事件を受けて、SDでは6月12日〜13日の両日、LGBT (性的少数者) の多くが居住するヒルクレストに約1,000人が集まり、偏見と憎悪による蛮行を糾弾する行進が続けられた。

集会にはケヴィン・フォールコナーSD市長も参加し「私たちは恐怖に屈せず、誇りを胸に抱いて団結していく」と宣言。

また、トニー・アトキンスCA州下院議員は「今こそ怒りを行動に変える時」と呼びかけ、厳格な銃規制法の必要性を声高に唱えた。


(2016年7月1日号掲載)