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前回のコラムでは犬の成長の様子を簡単に説明しました。
子犬は8週目までは親や兄弟姉妹と一緒に過ごして、遊び方やあいさつの仕方を学びます。
犬がよその犬と上手に遊べるかどうかは、その時期に親兄弟から犬同士のコミュニケーションの基礎 (ボディランゲージ) をどれだけ学んだかによります。
通常、責任感のあるブリーダーは、生後8週齢以降に幼犬を母犬から引き離します。
しかし、レスキューされた場合や無責任な交配による出産のために早くにもらい手を見つけようとして手放された子犬は6週目あたり、ひどい場合には4週目過ぎにオーナーのもとにやって来ます。
この子犬たちは、必ずしも将来、他の犬と上手に遊べないわけではありません。
今回のコラムではいくつかの可能性を紹介しますので、もしご自身の子犬が当てはまるのであれば、また、お知り合いの方が若すぎる子犬を引き取ったならばすぐに伝えてあげてください。
半年後、1年後、2年後に「他の犬が苦手…」と相談に来られても、残念ながら取り戻せない場合が多いのです。
「まだ子犬だから…」ではなく、「子犬のうちに!」とオーナーの意識を高めていきましょう。
予防接種が終わるまで
まず予防接種を行い、2回目の摂取が終わるまでは信頼できる (清潔・健康) 犬以外との接触は最小限にとどめるべきです。
しかし、2回目の摂取以降は、穏やかで、よくトレーニングされた遊び好きで遊び上手な犬を探し、短い時間でもいいですから楽しかったという経験を持たせてあげます。
あなたの犬が怖がりであればあるほど、穏やかで、動きのゆっくりな犬との時間を持つことを心がけてください。
遊び好きで遊び上手な犬は忍耐があり、子犬のやんちゃにも寛大な心で対応してくれます。
いくら遊び好きな犬でも子犬をふっ飛ばしてしまうようであれば遊び上手とはいえません。
もう少し子犬の体が大きくなるまで待ちましょう。
子犬の歯は乳歯です。尖ってはいますが、あごの力も弱いので相手を傷つけることは少ないでしょう。
しかし、大人の犬の歯は子犬にとっては脅威です。
遊びを観察しながら定期的にお互いを離し、すぐに遊びに戻るかを確かめます。
もし、相手の犬が上手に子犬と遊んでいるのであれば、子犬は何度もその犬のところに戻り、「遊んでほしい」とお願いするために口元をペロペロとなめるはずです。
すべての予防接種摂取後
予防接種や狂犬病などすべて必要な摂取が終わると、犬同士の関わりを求めてドッグパークに子犬を連れて行く様子を見かけます。
しかし、私はこの行動に警告サインを出します。
ドッグパークは犬同士の交流の場であり、開放感ある雰囲気です。
しかし、すべての犬にドッグパークが適しているわけではありません。
例えば、身体的に成長途上にある子犬が立派な骨格を持つ成犬と激しくぶつかり合ったらどうなりますか?
怖がりの犬にとってフェンスの端に追い詰められることは、この世の終わりであるかの印象を与えます。
せっかく順調に子犬の成長を見守ってきたにも関わらず、たった1回の恐怖体験が子犬のトラウマとなり、後々他の犬に対するリアクションに影響を与えます。
心身ともに成長してからドッグパークに行くのであれば、周りの犬とあなたの犬の関わりをしっかりと見て、時にはすぐに帰ることも必要だと思うようにしてください。
今回ご説明した内容は、あくまでも犬同士の遊びに関わる成長を中心にお話しています。
ですから、おしっこトレーニングやその他のことも含めると、個別トレーニングプログラムを開始されることをお勧めします。
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