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これは凄いですね!『ゆうゆう』の特ダネ記事ですよ。「初期、未投薬のパーキンソン病は完治する」と豪語する脳神経外科のお医者さんが日本にいるんです。しかも、治療は無投薬、無注射、無手術で、鍼灸のツボをピンセットで刺激するだけなんです!
先生の名前は長田裕(ひろし)。現在、和歌山市でナガタクリニックを開業されています。実は、懇意にしていただいている福岡大学病院東洋医学科の向野義人先生が、長田先生の本を送って下さって知ったのです。
パーキンソン病とは
映画『バック・トウ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックスがパーキンソン病を患って役者業を引退し、目下はパーキンソン病の治療法開発のための
基金集めに奔走していることは、皆さんご存知でしょう。ブッシュ大統領が宗教的な理由で、幹細胞(ステムセル)研究を制限していることに、パーキンソン病
治療の可能性を狭めていると反対しています。パーキンソン病は脳の中で作られるドーパミンという神経伝達物質が作られなくなるか、あるいは有効に働かなく
なるために起こる病気と考えられ、症状はタバコを巻くような動作や、手や頭部が安定せず震え、足を細かく引きずって歩いたり、前や後ろに簡単に転んだりす
ることが知られています。ABC-TVの夕方のニュースキャスター、チャールス・ギブソンさんも時々手で首の震えを止めていますね。
ドーパミンを投与すればしばらくは発作は止まりますが、やがては自分のことが自分で出来なくなってしまいます。つまり、未だに治療法のない現代の難病です。
圧痛刺激治療
長田先生は、新潟大学の免疫学、安保徹先生たちの理論に共鳴して、これまでこの欄で何度かご紹介してきた「指のマッサージ」をパーキンソンの患者さんに
「効果なくて元々」といった軽い気持ちで勧めたら、次の治療に杖なしでやって来たので、驚いて真剣に取り組むようになったと言います。安保先生は福田稔先
生と鍼灸で井穴(せいけつ)という指先のツボ(*下イラスト参照)を注射バリで突いて出血させる療法を開発されたのですが、長田先生は出血させなくても同
等の刺激が与えられるのではと、刺抜きピンセットでツボを突く圧痛刺激療法を開発されました。ピンセットの先で突いて効果があるなら、爪楊枝で突いても効
果があるはずです。ぜひ、試してみて下さい。
顔のツボとパーキンソン病
顔には三叉神経が走っています。三叉神経は中脳の下、橋(きょう)、延髄、脊髄から出ています。例えば、鼻と唇の交わる辺りを中心に下唇までの距離で円を
描いた範囲の三叉神経は延髄部分から出ているのだそうです。この範囲にあるツボは大腸経の迎香、禾膠(しょうりょう)、胃経の地倉、任脉の承漿(しょう
しょう)、督脉の素りょう、水溝などです(*下イラスト参照)。従って、これらのツボの刺激は三叉神経の延髄ルートを刺激していることになります。
一方、神経伝達物質ドーパミンは中脳にある黒質細胞で作られています。長田先生は三叉神経の刺激が間接的に中脳の刺激になるのでは ——
という仮説で、パーキンソン病の患者さんの先ず爪の角を刺激してから、顔のツボを刺激したらドーパミンが増えて「初期、未投薬のパーキンソン病で1か月以
内に完治した症例」が出たのです。但し、もう現代医学の治療を受けてしまっている方は、治療は簡単ではないそうですが …。
未来の医学療法
長田先生は「福田=安保理論では交感神経過緊張が様々な難病、疾病をもたらすということが理論的にも臨床現場でも証明され、数多くの難治症例が次々と快方
に向かっていることが報告されている。しかも、薬、注射、手術などの人体への副作用、後遺症を残すことなく治っていくという現実を直視する時、この治療法
の無限の発展が予想される。これこそ、20世紀に主流であった薬剤、手術主体の治療法から人体の自然治癒力を手助けする治療法として脚光を浴びる時が必ず
あると信じている」(『無血刺絡の臨床』2005)そうです。
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