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2008年7月29日
 
30人死亡、116人重症
過去15年のエコノミークラス症候群

 
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成田空港で売られているエコノミークラス症候群の予防グッズ=29日午前
成田空港への到着客のうち、長時間同じ姿勢で座り続けて発症することで知られるエコノミークラス症候群による死亡は過去15年で計30人、重症も計116人に上ることが日本医科大成田国際空港クリニック(千葉県成田市)の調査で29日、分かった。

2003年2月にカナダから帰国した横浜市の男性教諭=当時(28)=が発症し死亡したのを最後に、過去5年で死亡者はいないという。

同クリニック所長の牧野俊郎医師は「旅行者に危険性が浸透しつつある証拠」とみているが、「機内で足踏みなどの軽い運動や水分補給で防げるが、若い人でも発症する恐れがあり油断は禁物」と夏休みの海外旅行客に注意を呼び掛けている。

調査によると、死亡者は日本人21人(男7人、女14人)、外国人9人(男7人、女2人)。

重症者は日本人82人(男23人、女59人)、外国人34人(男19人、女15人)。

軽症者は年間約200人だった。

発症者総数の平均年齢は約57歳で、飛行時間は平均約11時間、飛行距離は平均約9,000キロ。

アジア圏からの旅客に少なく、欧米圏など距離が1万キロ程度に達すると急増することが判明した。

牧野医師によると、高度約1万メートルの上空で機内は0.7〜0.8気圧、湿度は0〜10%しかないため、10時間で体から約1リットルの水分が蒸発。

脱水症状になりやすく、エコノミークラス症候群を引き起こしやすいという。

調査は、クリニックが開設した1992年12月から今年3月までに受診した計23万人を対象に行った。

エコノミークラス症候群に対しては各航空会社も対策を取り、機内で体操のビデオを流し、ペットボトルの水を乗客に配布。

発症率を抑えるストッキングやマスクも空港で販売している。
 
(共同通信)
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