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曽 碧光
米国中医薬研究所所長
1932年台湾に生まれる。
東京大学農芸化学修士、米国カンサス大学微生物学修士、東京大学薬学博士、
元米国コネチカット大学病理学助教授、第1 回世界中西医結合大会審査委員、セント・エリザベス病院 (ボストン)
筋ジストロフィー主任研究員、ドライ・アイ眼科研究所生化学顧問、元米国漢方研究所所長、現米国中医薬研究所所長。
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| アトピー性皮膚炎 |
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Q : 4歳の息子がアトピー性皮膚炎に悩まされています。ステロイドや抗ヒスタミン剤を使って治療していますが、一時しのぎの治療で、なかなか治りません。漢方療法がありましたらお教え下さい。
A : アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質の人が空気中にある花粉やその他のいろいろな物質、または食物によって起こる湿疹様の皮膚病です。一般的に西洋医学では乳幼児のアトピー皮膚炎は8〜9歳になると治るという考え方がありますが、幼年期を過ぎても治らない人は成人型のアトピー性皮膚炎に移行し、初老期まで続きます。しかし、青年期または成人期に移行した場合、治るのは大変難しくなりますので、幼年期に子どもの体質に合わせた漢方治療を行いますと、アレルギー体質が改善され、アトピー性皮膚炎の根治につながります。
漢方療法がアトピー性皮膚炎のようなアレルギー疾患によく効くのは、アレルギー体質を改善して体のアレルギー反応を抑制調整できることです。霊芝人参黄耆湯は体の免疫反応を調整する作用があるので、アレルギーを引き起こす物質に対する体のアレルギー反応の敏感度を低くし、アトピー性皮膚炎を引き起こさないように作用します。従って、体のアレルギー反応を引き起こす物質に対する反応が低減すれば、皮膚炎発症の頻度も減るので、総合皮膚湯の治癒効果によって、アトピー性皮膚炎の症状が早く消失します。
かゆみのある時は、黄連解毒湯を併用します。黄連解毒湯には強い消炎効果があるので、総合皮膚湯と併用することによってアトピー性皮膚炎に対する治癒効果が倍増します。
体質改善の漢方薬である霊芝人参黄耆湯はアトピー性皮膚炎の症状が治っても継続して服用して下さい。日頃から体の免疫システムを強化していると、アトピー性皮膚炎の再発を防ぐことができます。
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(2008年7月1日号掲載)
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