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Q. 小学4年生の子どもがおります。アメリカ生活が長くなってきて、日本語力が落ちてきました。アドバイスをお願いします。
A. 毎日10分の音読トレーニングをお勧めします。音読は、脳を育てる上でも語感を培う上でも、とても効果的です。ご両親は、お子さんの音読を聞いてあげてください。読めない漢字が出てきたら読み方を教えてあげて、お子さんに振り仮名をつけさせるようにしましょう。また、音が「ことば」として認識できるようになると、読むスピードが増して、文字を高速で認識(目を速く送ることが)できるようになります。初めは何度もつまずいたり、簡単な漢字が読めなかったりすると思いますが、毎日音読を続けることで、少しずつ日本語力がついていくはずです。
Q. 問題集を解く方が、日本語力向上に役立つのではないでしょうか? ご意見をお聞かせください。
A. 国語の基礎は、音読です。音読をおろそかにして、国語問題だけに取り組もうとしても、あまり効果は期待できません。例えば、ピアノのレッスンで、基本のスケールの練習をせずに、難解な曲の練習にいきなり入ろうとするようなものです。テニスで言えば、体力づくりも素振りもせずに、突然、試合に出場するようなものです。
アメリカ生活の長い子どもにとって、日本語の勉強で一番手ごわいのが漢字を読むことと書くことです。日本語力が衰えてきている場合、まず強化すべきは、漢字を読めるようにすることです。漢字の読みは、漢字単独で学ぶことも大切ですが、それ以上に文章の中で練習することが一番効果的です。音読を続けて、漢字の読みに慣れていくことが大切です。
Q. キンダーに通う娘がいます。「本を読むことは楽しいこと」と子どもが思えるにはどうしたらよいでしょう。
A. 「読み聞かせ」をできるだけ毎日してあげましょう。お子さんに絵本を読んであげる時は、声に強弱をつけて、楽しい場面では楽しそうに、悲しい場面では悲しそうに、お子さんの想像力を刺激するように読んであげましょう。また、何度も繰り返し読んでいる「我が家の定番本」の読み聞かせでは、わざと間違って読んであげるのも一興です。赤ずきんちゃんの本を読みながら、狼の出てくる所で「すると、きつねが」と読んでみたり、「そこで、青ずきんちゃんは」と読んでみたり。お子さんが本の内容を理解しているかどうかのチェックにもなります。ただし、やりすぎると子どもが怒ることもありますので、ほどほどに。
Q. 小学5年生の息子がいます。本を全く読みませんが、どうしたらよいでしょう。
A. 「本を読みなさい」と言うだけでは読書の習慣はつきません。ご家族みんなで毎日15分、それぞれが好きな本を読む「読書の時間」を作ってみるといいでしょう。一人ではなかなか続けられないことも、家族全員が揃ってとなると、読書の習慣が自然と身についてくるものです。
お父さんやお母さんと読書量を競争するというのも子供が楽しんで読書するきっかけになります。その際に、読書ノートをつけさせたり、感想を求めたりしないことが大切です。年齢に合っていないと思われる本を選んだとしても口出しをしないようにしましょう。まずは、毎日続けて読書をすることを目標に、ご家族みんなで取り組んでみましょう。
Q. 小・中学生向けの本を教えてください。
A. 楽しみながら読める本をお薦めします。小学生なら「大どろぼうホッツェンプロッツ」シリーズ、「こそあどの森」シリーズなど、中学生なら「窓際のトットちゃん」、「五体不満足」、「岳物語」、星新一の本などがお薦めです。読みたいところから楽しめるオムニバス形式の短編集、人気のベストセラー書籍や定番の児童名作集などもお勧めです。
また、「教科書」は学齢相当で理解できる、または理解するべき語彙や内容が盛り込まれている基本の図書です。話し言葉では出てこないような学齢相当の言葉や漢字を知るためにも、教科書を読むことはとても大切です。小学1年生から中学3年生までの日本国籍のお子さんは、日本人学校や日本語補習校に通学していなくても、無料で教科書を受け取ることができます。在ロサンゼルス日本国総領事館のHP (http://www.la.us.emb-japan.go.jp ) をご覧ください。
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