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suzuki     鈴木 博美

ドッグトレーナー

2匹のゴールデンレトリバーとの出会いをきっかけに犬の世界に興味を持つ。楽しく、且つ効果のあるトレーニング方法を求めて渡米。ケープ・エイブル・ケーナ イン(Cape-Able-Canine) のドッグトレーナー研修プログラムを終了後、同センターで犬のデイケア(幼稚園)&ホテル(宿泊)を担当。現在、ケーナイン・トゥ・ファイブ (Canineto Five) を立ち上げ、日本語によるドッグトレーニングクラスも開講している。幼稚園教諭の経験もある。

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犬と楽しむスポーツ
       
今年のサンディエゴの夏は本当に暑かったですね。私が飼っている2匹のゴールデンレトリバーは海が大好きなので、時間さえあれば泳ぎに行きます。現在の目 標はブギーボードで波に乗ることです。悪戦苦闘しながらも頑張っております。さて、今回は犬と楽しむスポーツを紹介したいと思います。

犬のスポーツと聞くと、特別な犬種の特別なトレーニングが必要ではないかと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。確かに、そのスポーツに 向いている犬種はあるかもしれませんが、同じ犬種でもその性格や気質、そして体格などで大きく変わってきます。と言っても、活発な犬だけが参加できると いったものでもありません。競技会(タイムを競うこと)を目的としているグループであればより活動的な犬を求めるでしょうが、楽しむことを目的として集 まっているグループを探せば、どんな犬でも参加できます。現に、私が飼っているゴールデンレトリバーの1匹は食べることと眠ることが大好きなカウチポテト タイプなのですが、アジリィティー(犬の障害物競走)を簡単にしたコンフィデンストレーニングではまるで違う犬となります。


犬とスポーツ

大昔、すべての犬は生きるために仕事を持って働いてきました。彼らは働くことに喜びを感じていました。今では、ほとん どの犬が愛玩動物(ペット)として人間と共生しているので、犬たちに仕事を与えるというのは難しいかもしれません。でも、仕事をスポーツに置き換えて考え てみてはどうでしょうか。運動不足解消にもなり、また犬が自信をつけるためにもお勧めできます。

何か新しいことを始めると、飼い主自身の生活にも潤いが出てきます。ましてや、犬と一緒に始める新しい挑戦は何倍もの充実感を味わうことができるはずで す。今まで気づかなかった愛犬の一面も知ることができますし、ライフスタイルを充実させると免疫力がアップするので病気にもなりにくくなります。

犬とスポーツするということは、犬に運動をさせることではありません。犬とオーナーがチームとなってスポーツを楽しむことなのです。スポーツを通してお互 いの深い絆が生まれ、犬は飼い主の期待に応えようとする気持ちが強くなります。ですから、トレーニングを続けているのになかなか効果が表れないと悩んでい る方には、スポーツを始めることをお勧めします。


犬のスポーツの種類

犬のスポーツと聞くと、フリスビーを思い浮かべる方が多いと思いますが、他にも、犬の障害物競走アジリィ ティー、テニスボール持って来い競争フライボール、さらに犬とダンスを楽しむフリースタイル、一般家庭犬トレーニングのカジュアルな競技大会ラリオー、水 飛び込み競争スプラッシュドッグ、各団体が主催しているトレーニングクラスも立派なスポーツといえます。

本格的にトレーニングと合わせて行うクラスの中には、ハーディング、嗅覚探求など、本来犬が持っている力を伸ばすためのスポーツもあります。これらには ルールがあり、目標があり、それぞれが自分たちのレベルに合わせて参加していきます。個人で参加するのもいいですが、犬を飼っている仲間同士で参加すると ライバル心が芽生えて効率的な運動効果が期待できます。


年齢と参加資格

骨の発達において特別なケアが必要な成長期の子犬に成犬と同じように高いジャンプを要求したり、胴体の長い犬に後ろ足で立たせるようなことは避けるべきです。自分の犬にできることや好みそうなことを日頃から観察しておくようにしましょう。

犬 のクラスの参加資格はその種類や団体によって違いがありますので、申し込み時に必ず質問しましょう。しかし、何事も遅すぎるということはありません。私た ちのアジリィティークラスの最高齢参加犬は11歳のミックス犬でした。健康であればいくつになってからでも始められるものです。そして、これらのスポーツ では高度な英語力は必要としません。話を聞くより、犬と活動している時間のほうが長いので、英語が苦手な方も気軽に参加することができます。

週末に海で泳ぐ、湖の周りや山道を犬と一緒に歩くなども立派なスポーツです。大切なことは、オーナー自身もライフスタイルに合わせて無理なく楽しめることです。「しなければ」ではなく「してみよう」という心意気が大切です。

(2006年9月1日号掲載)      

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