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岡崎道弘
カイロプラクター
ペパーダイン大学でビジネスを学んだ後、ロサンゼルス・カイロプラクティック大学を卒業。
その後、北カリフォルニアのサンマテオ市で4年半勤務医として多くの患者の治療に当たり、2004年3月に念願の治療院をサンディエゴに開業。
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ゴルフ肘&テニス肘 |
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年間を通して温暖な気候に恵まれているここサンディエゴでは、多くの人々がゴルフやテニスなどのアウトドア・スポーツを満喫しています。しかし、それに伴う傷害も数多く発生しています。今回は、ゴルフ肘やテニス肘についてお話し致します。
「テニス肘をやってしまったので、診察して下さい」、「ゴルフ肘なんですが、次のコンペまでに治りますか」といった相談をよく受けます。多くの患者さん
は、テニスをしていて肘に痛みを感じるようになったからテニス肘、ゴルフの練習中に痛み始めたからゴルフ肘といった具合に判断されるのですが、医学的に
は、肘の内側(上腕骨内側上顆ーじょうわんこつないそくじょうかーと呼ばれる骨が突起している部分)に痛みが発生する場合がゴルフ肘で、外側(上腕骨外側
上顆ーじょうわんこつがいそくじょうか)が痛む疾患をテニス肘として区別しています。
症 状
ボールを打つときの手首を返す動作に伴って痛みを感じることから始まり、悪化してくると、ハンドルを握る動作や、ビンのふたを開けたり、ショッピングバッ
グを持つなどの日常の生活にも支障をきたすようになってしまいます。肘に痛みを感じると言っても、肘自体を動かすときよりは、手首を動かしたり、物を握っ
たりするような握力を掛けたりするときに痛みを感じることが多いようです。その理由は、肘の構造を理解することで説明がつきます。
原 因
肘の関節は3つの骨からできています。1つは肩から肘までの上腕骨、そして肘から手首までの橈骨ーとうこつーと尺骨です。この3つの骨が、肘の屈曲と伸展
(肘を曲げたり伸ばしたりする動き)、そして回外と回内(手のひらを上や下に向ける前腕の回転運動)の動作を可能にします。
前腕の筋肉群に、肘と手首の両方の関節をまたいでいる線維があり、それらが手首を曲げたり反らしたりする動きを作り出すのですが、この反復運動が、その付
着部である肘の外側と内側の骨の出っ張った部分(上腕骨外側上顆部や内側上顆部)への負担を増大させるために、腱線維が損傷したり、あるいは付着部での炎
症を引き起こして痛みを発症させてしまうのです。
痛みのきっかけは必ずあります。ゴルフやテニスのレッスンを取り始めたとか、腕を使いすぎたとか、30~40歳代の中年女性が家事で肘を痛めるなど、その
要因は様々なのですが、主な原因としては、筋腱のオーバーユーズによるもの、加齢や運動不足に伴う筋肉の衰えによるものが挙げられます。
治療法
痛みを感じたら、運動をやめて患部を冷やすことをお勧めします。10~15分のアイシングを1時間おきに2、3回続けて下さい。痛みがひいたら、ストレッ
チ運動を行い、硬くなった筋肉を十分にほぐして下さい。肘のストレッチは、痛みが外側の場合は「写真1」を、内側の場合は「写真2」を参考にして行って下
さい。適切な処置は痛みの慢性化を防ぎ、患部の回復を助け、早期の運動復帰を可能にしてくれます。予防策としては、前腕の肘下にサポーターを装着して筋肉
の収縮運動時に肘に掛かる負担を和らげてあげることができます。そして、前腕の筋肉を鍛えることで、再発を防ぐようにします。
カイロプラクティックの治療としては、超音波治療により患部の炎症を抑え、電気治療やマッサージにより筋肉の過緊張を和らげることで、肘への負担を軽減さ
せます。そして、肘の関節部への矯正を施すことで、関節を正しい位置に戻す治療を施します。自宅でできるストレッチ法と指圧マッサージ法を続けてもらうこ
とで、痛みをコントロールすることができますので、肘に痛みを感じる方は、慢性化する前に是非一度ご相談下さい。

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(2006年8月16日号掲載)
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