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 shinji-san.gif   半世紀を生きた自分に悩みが一つだけある。徹夜がキツい。20〜30代が備える体力/精神力の歯車が「マウンテンバイク6段変速ギア」なら、40代後半以降は「変速なし1段ギア」かもしれない。時間に追われ、追いかける日常を制するのは、まんじりともせずに夜を明かし、仕事のペースを取り戻すパワー。昔は2日連続の徹夜も平気だった。今は徹夜をした分の睡眠補給が必要だ。これでは意味がない。来し方を振り返れば、強迫観念に近い心理状態での刻み歩きが連綿として続いている。それが人生の歯車なのだろう。森鴎外のその名も『妄想』という小説にこんな一節がある。「生まれてから今日まで、始終何物かに 策 (むち) 打たれ、駆られている。(中略) これが生だとは考えられない。その背後にあるものが真の生ではあるまいか」。変速ギアを無くした中年期からは意識的に自転車を止めよう。オーバーホールの時間に現実の真意を考えてもよいだろう。若い頃は気恥ずかしくて出来なかったことを・・。(SS)
     
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sato-san.gif   ▽「コップに小石と砂と水を入れるときに、最初に石、次に砂、そのすき間に水を入れることができますが、最初に水を入れてしまっては、すき間が飽和状態になってしまうので、砂と石をたくさん入れることができません。何事も順番が大切なのです」。中学の理科の先生が教えてくれた人生の歯車のメタファー。▽「眉間にシワを寄せて暮らしていると、目と目の間にある『第三の目』が閉じてしまうんだ。この目は、物事の本質を見極める目、世の中の大切なことを見抜く目なんだぞ」。祖母が子守歌代わりに歌ってくれた「心の目」。人生の歯車の羅針盤。▽「普通はつらいよ。でも、悪口、愚痴、泣き言、文句、不平不満を言わない。これらは連鎖する。呼び寄せる。 これを『魔寄せ』という。とにかく、今あるものに感謝をすること。そして、歯車が狂ったときは、早めの軌道修正が必要だ」。檀家となっている寺の住職が話してくれた五戒完守、人生の歯車の軌道修正術。   「太っても 癒し系だと われ思う」 (NS)
     
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  日本への留学は短大2年だけのつもりだったが、4年制に入学した。大学を卒業したら、台湾へ帰国のつもりだったが、東京のアパレル会社に就職した。お洒落で安い世田谷区の女子寮に入ったが、マイホームが欲しくて、会社からいっぱい借金して埼玉の田舎にマンションを買った。日本人と結婚し、日本に永住するはずだったが、金髪で青い目の彼と出会った。日本から引き上げるため、マンションを売ることになったが、その後、阪神大震災が発生し、マンションの価値が暴落 (¡_¡)。引き上げぎりぎり直前にめっちゃ安の金額でマンションを売った (¡_¡)。けれど、円が史上最高値になったので、そんなに損をしなかった (^-^)。英語が全然話せなかった私が、何と彼と結婚。Finest City のサンディエゴで気持ちよく暮らしている。プランが崩れても悪いことばかりじゃないね (^-^)。 (S.C.C.N.)
     
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  3年程前に、飼っている猫の相手を探すことにした。募集広告をゆうゆうにも掲載してもらい、無事に相手が見つかった。発情期の始まったうちの猫 (雌) を相手 (雄) のお宅に連れていき、しばらく預かって頂くことに。でも、中々うまくいかないのね。*当日-うちの猫 (エリカ): 固まって動かない。相手の猫 (ポンちゃん): フレンドリー&興味深々。*2日目- エリカ: テレビの後ろに隠れて全く出て来ない状態。ポンちゃん: いつも通り。*3日目: エリカがこわくて誰も近づけない状態。*4日目-あきらめてエリカを引き取りに行き、今度はポンちゃんを借りる。その後、数日間エリカがポンちゃんを嫌がる。あきらめかけた頃、なぜか2匹の雰囲気がよくなり、数か月後に子猫が産まれた。エリカ似の子猫が3匹。友達に「みんなエリカちゃんに似て可愛くてよかったね〜」と言われたけど、1匹ぐらいぺちゃんこ顔に鼻の潰れたポンちゃん似の子猫が産まれて欲しかったな。 (YA)
     
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  十数年前、交換留学生としてサンディエゴに初めてやって来た。大学の寮にアメリカ人のルームメートと住み、英語に四苦八苦しながらも、こちらの学生生活を思いっきり楽しんでいた私。1年間の留学期間を終えて日本に戻り、大学を卒業し就職して、そのまま日本に住み続けるのが留学前の予定だった。でも、この留学中に、ある人と出会って付き合い始めたことで、その予定は大幅変更。留学後、日本に戻って卒業し、就職もしたけれど、その間ずっと遠距離恋愛。休みの度にサンディエゴと日本を往復する生活を5年ほど続ける。そして8年前にその人と結婚し、サンディエゴに再び暮らしている。あの時留学していなかったら、留学していても彼と同じクラスを取っていなかったら、彼と出合うこともなく、今とはまったく違う人生だったんだなと思うと、偶然の力の凄さを改めて感じる。人生の歯車なんて、ちょっとした偶然でいくらでも狂うもの。その方が先が読めなくて楽しいと私は思う。(RN)
     
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shiori-san.gif   ・・・ 「歯車が狂う」って、計画や予定があってこそ起こることで、計画性に欠ける私にはあまりピンとこない言葉だったりする。思ったより永住権を取るのに時間がかかっているけれど、そうは言っても、アメリカで就職できるかも分からなかったし、その前は大学卒業できるかも分からず、学校入れるかも・・だった訳で・・。歯車って密室で同じことをずーっと毎日続けるから正確に動くわけで、外からのいろんな影響がある人生に「狂わない」ことはないし、あったらつまらないんだと思う。「あー、今日はビールでも飲みながら寿司食べたいなっ」と思っているときに、友達から「ハッピーアワーの寿司レストラン行こうよ。ビール半額だぜっ!」なんて電話が入るとき。ちょっと落ち込んでるときに親友からメールが来ているのを見つけたとき。・・そんなときは歯車がカチって噛み合って一歩元気になるのが感じられるけどね。 (SM)
     
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  このタイトルを見て、まるで私の人生のことを象徴しているタイトルだなあと、一人でほくそえんだ。どうしてこんな人生になってしまったかと、いつも自分の過去を振り返る度にそう思う。健やかな中学、高校時代を故郷・福山で過ごし、上京してからも、青春を謳歌しながら真面目に勉強し、出版社に入ってからは、いつも夜中まで残業し・・・。どうみても “Good Citizen” の一人であったと思うのだが・・・。今から思い返せば、19歳で母親の死に直面してから、我が家族全員の人生が激変した。この私はといえば、本来なら大学卒業後は福山に帰るのが筋道であったのに、東京にボーイフレンドがいる という理由を挙げて居残った。世の中の流れに逆らって、我ままを押し通したこのあたりから私の歯車が狂ったのではないかと思う。家族全員を失望させてまでして東京に居残る原因となったその彼とも7年後に別れ、その後もここぞ!という人にも巡り会えず。今では一生かかっても “理想” が見つかりそうにもない現実を見るにつけ、「アア、私の歯車はいつ軌道に戻れるの?」 (Belle)
     
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  ハバナ空港に一人で到着。1時間後には東京から友人達がやって来る! それまでハバナクラブ (どきついラム酒) を空港ロビー内でちびちびラッパ飲みしながら、のんびり待つ。〜こうして楽しい友人とのキューバの旅が始まったのだ〜異国の土地だしぃ・・ドキドキしちゃうっ。でも皆でいれば安心っ!と多少の緊張感さえあった。。はずが、、、朝から晩まで一人で行動。タクシーといえば「タクシー」と書いてない現地の人向けの乗り合いタクシーご用達。おまけにオートバイタクシーまで利用。東京勢「どぉーやって、オートバイタクシーなんて見つけたの!?」。私「道歩いてたらオートバイに乗る?って聞かれたの」。東京勢「え?」。次の日。私「道を歩いてたらぜーんぜん知らないキューバ男児に道端で売っているジュースおごってもらっちゃった」。東京勢「は?」。 一緒に旅行したつもりが、かなりの単独行動で日本人の輪という歯車を完全無視の私。次回の団体旅行には連れてってもらえないこと、ほぼ決定。 (満星と那月と彩雲のおば)
     
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  ベン・スティラーとジェニファー・アニストン共演のロマンティック・コメディー “Along Came Polly” は、リスクを避け、安定した平穏な人生を望むサラリーマンの主人公ルーベンが新婚旅行中に妻に浮気され、人生の歯車が狂ってしまうところから物語が始まる。彼は傷心の中で、自由奔放で放浪癖のある同級生のポリーに再会する。2人は考え方も性格も食べ物の好みも何から何までかみ合わないが、それでも互いに魅かれてゆく。石橋を叩いて渡る用心深いルーベンと、ディナーの約束も躊躇 (ちゅうちょ) するほど行き当たりばったりに生きるのが好きなポリー。 私はポリーに共感を覚え、彼女がルーベンに魅かれたのも分かる気がする。人は予期せぬ事態に直面し、歯車が狂った時に本性が現われる。そこから生まれるドラマを描いた映画も多い。その中でも、この作品は私のお気に入りの一つである。 (JG)
     
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 (2008年5月16日号に掲載)
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