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もうすぐホリデーシーズンがやって来ます。町中がイルミネーションやデコレーションで賑やかになる季節です。クリスマスムードいっぱいの街並みを散策すると、おとぎの国に迷い込んだよう気分になるでしょう。
昨日まで歩いていた散歩道に巨大なサンタの人形が出現したり、動いたり音が出る雪だるまを見かけたり、犬にとって、この時期の街並みはどのように映るのでしょうか。もし、あなたの犬がこれらを見て吠えた場合は、怖がっているのだと思っていいでしょう。特に、尻尾が丸まって、後ろ足の間に挟まれている場合は明らかに怖がっています。
こんな時、「大丈夫よ、怖くないからね」と犬に共感してしまわないように気をつけましょう。まして、抱くなどの行動は犬の自信をさらに失わせてしまいます。そのような時は「サンタさんよ。大きいでしょう。しゃべってるわ」と飼い主自身が好奇心を持ち、励ますようにしましょう。犬は言葉を理解することはできませんが、あなたの心を感じ取ります。自信を持って新しい世界に導いてくれるリーダーとしてのあなたに従って行動します。
ホームパーティーの心得
家庭では、家族や友達が集まる機会がぐっと増えて、ホームパーティーも開かれます。普段はきっちりと閉めているゲートやドアが開け放しになる確率が、この時期とても高くなります。しかし、全てのお客さまが犬に気配りをしてくれるわけではありません。また、子どもたちがいる場合は、さらにいろいろなアクシデントが発生することも考えられます。
ここで大切なことは、犬がどの程度トレーニングされているかを飼い主自身がよく知っておくことです。「来客」という、最も興奮しやすくコントロールが効きにくい状況下で、どの程度飼い主の言葉に犬が反応できるかを把握しておきましょう。もし心配ならば、ベビーゲートや柵などを使用して、他の部屋に行けないようにしてください。クレート(輸送用ケース)に慣れている犬は、来客が来る10分ほど前からクレートで過ごさせて、会場が落ち着いてから皆が集う場所に犬を迎えましょう。
呼び戻し
「呼び戻し」とは文字通り、リーダーである飼い主に呼ばれたら、いつでも飼い主の元に犬が戻って来ることです。犬が戸外へ出てしまった場合、この「呼び戻し」ができていれば安心して対応することができます。「呼び戻し」は犬の命を救う最も大切な号令ですので、何度も練習をして、完璧にマスターするようにしてください。
犬が逃走してしまうと、通常、私たちは慌てて犬を追いかけてしまいます。しかし、犬はオーナーの異様な興奮をゲームと勘違いすることがあります。そんな時は「クッキー、クッキー!」と手を叩きながら反対方向に走ってください。「あれ、追いかけてこない…。え?クッキー」と、犬は慌ててあなたの元に戻ります。
オーナーとしての自覚
パーティーなどが続くような場合、不規則な生活になりがちですが、そんな時こそ、充分な運動を犬に与えましょう。ドッグパークなどで2時間ほど遊ばせたり、水が好きな犬にはドッグビーチでたっぷりと泳がせましょう。適度な運動をして心地よい疲れを感じると、犬は興奮度も低くなり、穏やかにいられるはずです。子どもたちに「今日はお客様が来るから我慢してね」と伝えれば理解してくれますが、犬には通用しません。オーナーであり、リーダーである飼い主が責任を果たす必要があります。
どんなに信頼できる犬でも、決して犬と子どもだけにしてはいけません。飼い主に従順でも、子どもに従うとは限りません。常に、大人が監督することを忘れないでください。
また、来客者すべてが犬好きとは限りませんし、犬が来客者を好きになるとも限りません。来客者を侵入者と認識してしまう犬もいます。犬嫌いの人が醸し出している雰囲気や嫌悪感を犬はかぎ分けると言われていますので、犬嫌いの人を犬が苦手に感じるのは当然のことです。来客者と犬の安全を確保して、気持ちよく過ごせるように配慮してください。
「犬はいるだけで人の心を癒やす力がある」と言われています。笑いの渦の中に犬の笑顔も入っているような、そんな触れ合いの場がたくさん誕生することを祈っています。
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