 |
| |
 |
|
|
鈴木 博美
ドッグトレーナー
2匹のゴールデンレトリバーとの出会いをきっかけに犬の世界に興味を持つ。楽しく、且つ効果のあるトレーニング方法を求めて渡米。ケープ・エイブル・ケーナ
イン(Cape-Able-Canine)
のドッグトレーナー研修プログラムを終了後、同センターで犬のデイケア(幼稚園)&ホテル(宿泊)を担当。現在、ケーナイン・トゥ・ファイブ
(Canineto Five) を立ち上げ、日本語によるドッグトレーニングクラスも開講している。幼稚園教諭の経験もある。
ご質問、ご連絡はこちらまで
|
| |
|
|
|
 |
| |
運動不足解消
|
| |
|
|
|
南国サンディエゴといえども、朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。それでも日中穏やかなサンディエゴは、屋外でアクティビティを楽しむ人で賑わっています。今回は犬の運動について考えてみましょう。
運動の大切さ
ドッグパークやドッグビーチが充実している『ドッグ天国アメリカ』。しかし、ある統計によると、実際は肥満や軽肥満の犬がたくさんいるそうです。人間同
様、犬にとっても肥満は万病のモト。心臓や内臓に負担がかかりますので注意が必要です。肥満の多くは運動不足と食べ過ぎが原因です。肥満の犬の寿命は、健
康体重を維持した犬に比べて約2
年縮まると言われています。愛犬とより多くの時間を過ごしたいと思うなら、十分な運動を与えて健康な体を維持させることがオーナーの責任であり、務めでも
あります。
肥満でなければ運動は必要がないかといえば、そうではありません。無駄吠え、家具を噛んだり壊す、家中を走り回り、興奮が収まらない、庭の到るところを掘
り返すなどは、運動不足による退屈やストレスが原因であることが多いのです。このような問題行動は、デイケアへの参加や生活スケジュールを見直すことで改
善した事例があります。たっぷりと運動した犬は、室内やクレート( 犬舎) に入ると安心して眠りに就きます。
朝晩の散歩を運動として考えた場合、犬の歩くスピードは人間の1.3 ~ 1.5
倍と言われています。私たちが早歩きをしている程度です。私たちの体力にも限界がありますから、少し工夫をしてみましょう。 近くに児童遊技場はありませ
んか。子どものいない早朝は犬にとって最高のアスレチック広場です。丸太木の上に飛び乗ったり、長いベンチの上を歩いてみたり、タイヤブランコにオーナー
が乗って遊んでみて下さい。犬は「何て楽しそうなことをしているんだろう」と興味を持つでしょう。丸太橋を渡ってみましょう。怖がる犬には無理にさせず、
ご褒美のトリーツを使いながら徐々に慣れるよう誘導します。安全を確かめて遊んでみて下さい。五感を刺激することで、エネルギーの発散量は違ってくるもの
です。そして、オーナーと一緒に楽しんでいる至福の時間が生まれます。
日中に時間のある人はシーポート・ビレッジ、バルボア・パーク、ラホヤやコロナドの海岸沿いを散歩しましょう。写真を撮ったり、コーヒーを飲んだりして有
意義な時間を過ごしてみて下さい。 子ども用のスイミングプールを庭に設置して水遊びを楽しんだり、砂を入れて穴掘り場とするのも楽しいでしょう。アジリ
ティー・ダンス・ラリー( 障害物競走)
は楽しむトレーニングと言えます。頭を悩ませる考え事や難解な数学が私たちを疲れさせるのと同様、犬にとっても頭の体操は十分な運動になるというわけで
す。
仕事が忙しい人は犬のデイケアに参加したり、ドッグウォーカーやパーソナルトレーナーに来てもらって、運動やトレーニングをする機会を与えるようにしましょう。
楽しいエクササイズ
簡単で楽しいエクササイズを紹介したいと思います。それぞれのライフスタイルに合わせて工夫してみて下さい。
「鬼につかまるな!」
単純な“鬼ごっこ”です。犬が鬼で人が逃げます。安全な敷地で犬を放し、人がご褒美のトリーツや音の鳴る玩具( おもちゃ)
を持ちます。「よーい始め!」で犬から逃げます。犬が向かってきたら反対方向に走り、犬に触られないように逃げ続けます。犬に触られたら人の負けです。犬
はどうすれば最短で捕まえられるかを考えながら、必死で追いかけてくるでしょう。捕まった時はご褒美のトリーツをあげて下さい。
( *注:人は決して鬼にはなりません。犬を追いかける遊びは絶対にしないで下さい)
「おやつの時間だよ」
家族や友達が来たときにぜひ遊んでほしいゲームです。全員がご褒美のトリーツを持ち、5
メートル間隔くらいで円になります。犬の名前を呼んで「おいで」と声をかけます。「ジャニス、ジャニス、おいで」。もし、犬が走ってきたらすぐにご褒美を
あげ、次の人が同じ要領で呼びます。犬は呼ばれた人の元へ行くたびにご褒美がもらえるので、このゲームが大好きになります。呼ぶ順番は決めていないので、
誰から呼ばれるかワクワクしながら犬は待っているはずです。 |
|
|
(2007年1月1日号掲載)
|
|
|
|

|