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 shinji-san.gif   これは私見なのだが、息子にとって父親は終生の否定的存在であり、その生き方を受容することがない。父も息子を見て、「自分の分身」と思える領域と「得体の知れぬ不気味さ」 に複雑な感情を抱くのではないか。ギリシャ悲劇『エディプス王』を引用するまでもなく、山岡荘八が描く柳生宗矩と十兵衛の凄絶な父子関係を賞賛するつもりもないが、基本的に父と息子はのっぴきならない敵対関係にあるのが自然だと思う (親子の情は別物)。父は息子を成長させる意味でも威圧的であるべきで、息子は弱さを見せた父を心の中で一刀両断に斬ってしまう。父子が本音で談笑する光景など気色悪い —— 。今秋、父の三回忌を前に帰郷した私は衝撃の事実に見舞われた。自分が愛読している某ドイツ文学者の随筆集を父も揃えていて、下線を引いている部分もほぼ同じだった! 私の笑い方、息継ぎの仕方、小指の爪を長めに伸ばすクセ、貧乏ゆすりの速度も父の生き写しだと母が言う。DNA・遺伝形質の威力には抵抗できず、言葉もない。 (SS)
     
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sato-san.gif   ▽モニターが壊れたので見てもらったら「直すより買ったほうが安い」と言われた。仕方なく新品を手に入れたのだが、壊れたモニターを捨てるにもおカネがかかった。その昔、穴の開いた鍋や釜をその場で修理してくれる鋳掛屋のおじさんがいた。欠けた茶碗はもちろん、クツやおもちゃも直してくれた。最近、省エネとか、エコとか騒いでいるけれど、大量生産、大量消費のご時世はムダが多くて本当にイヤだ。
▽「現在の出生率でいくと日本の人口は西暦3000年に27人になる」とトリビアの泉でやっていた。「装置の数は決まっているから、一人頭で頑張ってもらうしかない」と某大臣が思わずホンネをもらしてしまったけれど、実際、オトコはいつでも子供を作ることができるのに、オンナは年に一度しか子供を生むことができなくて、賞味期限もある。子供と孫を一緒に授かったというピカソのような知人を羨望のまなざしで見ている今日この頃だ。「感謝祭  恐くて乗れない  体重計」 (NS)

     
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  3週間の休暇 (長いーと皆に言われていた…>.<) で久しぶりに楽しく台湾と日本へ行ったのに、休暇最終日に日本でひどい風邪を引いてしまった (¡_¡)。原因はタバコの煙、暖房の効いた室内、そして冷たい外気の温度差。ヤだ!ヤだ!と思いながら、飛行機に乗ってサンディエゴに戻ってきた。出社したら段々とひどくなり、声が出ず、咳が止まらず、咳と共に涙がポロポロ、本当に最悪の状態。病院の予約がすぐ取れないため、ERに行った。話そうとすると咳が出るので質問に答えるのも必死。治療を受けるのも大変だった。咳止め薬を飲ませくれて、肺の心配もあったためレントゲンも撮ってくれた。幸い、肺は大丈夫だった。「薬を飲んで、家でゆっくり休んで下さいね。治るのに2〜3週間かかるでしょう」と先生に言われてからもう2週間経ったけど、まだ完治はしていない…。もうこんなヒドい風邪はヤだ! 絶対ヤだ! 苦し過ぎるよ〜。 (S.C.C.N.)
     
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  “ヤだねったら、ヤだね”… なにがでしょう? 嫌なことでいいのかな。じゃあ、私が嫌なこと。キライな食べ物を無理やり食べさせられること:納豆が苦手な私にどうにか食べさせようと、納豆を刻んでマーボー豆腐に混ぜて出してくれた人がいました。「ほら、全然分かんないだろう」と言われたのですが、分かるって。かな〜り納豆の匂いのマーボー豆腐でした。やっぱり無理なものは無理! カスタマーサービスに電話すること:時間がかかりすぎる。たらい回しにされる。回されて新しい人に替わるたび、同じことを最初から説明しないといけない。結局、解決したような、していないような?… ですっきりしない。 勧誘:電話でのセールス攻略法は「Hold On!」と言って、そのまま切れるまで受話器を伏せておく。友達に教えてもらいました。楽です。でも、ドアまで来られるセールスには使えないわね。簡単に断れる良い方法はないかしら …。 (YA)
     
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  散歩から帰ってきて庭でブラッシングを済ませ、「ハウス!」と言うと伏せの状態に入り、意地でも動かないモードに突入していた愛犬バロン。お気に入りの毛布も敷いてあり、夜寝るときは一番好きな場所のくせに…。こんなときの顔は明らかにふてくされている。上目遣いで私を見やり、「ヤだねったら、絶対にヤだね」と言っている。こうなるときは、たいてい散歩の時間がちょっと短めだったり、道草を食いたいバロンを急かして歩かせたりしたとき。こちらの怠慢を犬はしっかりと見抜いていたらしい。そんなときは庭でしばらく一緒に過ごす。お腹をなでてやったり、ボール投げをしたり。そうしてまた「ハウス」と言うと、トトトっと自分から縁側にある小屋に戻っていく。頑固だったけれど、素直で優しかったバロンが死んでもう何年になるのだろうか。今でも、あの上目遣いの顔を時々思い出す。 (RN)
     
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shiori-san.gif   <ズック> 小学校低学年の頃、やたらと気に入っているアニメキャラのズック (死語!) があった。ある日、古釘を踏んづけて抜けなくなったが、「バレたらズックが捨てられちゃう!」と思い込んだ私は、それをひた隠しにした。毎日かかとを血まみれにして歩く私の狂行は数日で母の知るところとなり、ズックはゴミ箱行き。「ヤだー! だめ〜!」との叫びも血染めの靴の前にはむなしく、お気に入りのズックは荼毘に付されたのである。
<レバー> 一度、血液検査で「白血球の数が少なめ」と出たことがある。当時の方程式は「血が必要=レバー」で、それからレバー料理の侵略が始まった。私の家族はみんな臓物が苦手で、祖父がたまに食べるだけ。しかし、その日を境に、レバー料理が祖父と私の間の微妙な位置に置かれるようになったのである。レバニラ、煮込み、唐揚げ…。どんなレシピもあの独特な匂いと舌触りを消すには至らず、ひと口齧るだけで私の口をヘの字に曲げ、うるうる涙目にする威力があった。「だからヤなんだってば…」 (SM)

     
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  私は、結婚するのがすこぶる遅かった。この国に来るまで日本と世界で暴れて生きた分だけ、数多くの人と接する機会に恵まれ、友達も知り合いも山のようにいた。人恋しさからの人懐っこさは、裏を返せば八方美人。すぐ人と知り合いになる。そうやって知り合った人達の良い部分を尊重し、気にそぐわない面を呑み込む訓練も積んだ (と勝手に思っていた)。で、結婚のチャンスがやっとこさ訪れ、自分の中では、ある程度好きな人とならうまくやっていける、よく知らないアメリカ人との生活も上手くハンドルできると思い込んで、この国にやってきた。それが、わが努力の足りなさから、私の人生計画には入っていなかった 「離婚」 という憂き目を見る破目になってしまった。まさか、この国で一人 (孤児?) 暮らしをするなんて、夢にも思っていなかった。まったくぅ! 以来、何か大きな問題が発生するにつけ、物凄いストレスと戦わなくてはいけない。自分の蒔いた種とはいえ、「疲れるなあ!」の連発だ。ほんとにこんな生活、ヤだねったら、ヤだね! でも、いつかは抜け出すぞ!  (Belle)
     
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  5歳の姪の満星 (みほし) さんは、おばあちゃん(私の母)が何かを聞き、それに返答するのがイヤだったり面倒だと、「忘れた。知らない。言わない」と堂々と3連発して答えるらしい。… めっちゃ生意気っ!! どっこでこんなセリフ覚えるんだぁーっ? 例えば、保育園での別れ際、先生が満星さんに何か言うとする。それをおばあちゃんが「みーちゃん、先生何て言ったの?」と尋ねようもんなら、例の3連発が返ってくるらしい。ところが、おばあちゃんが何かを言って、先生が満星さんに「おばあちゃん、何て言ったの?」と尋ねれば、ちゃんと返事をするらしい。…5歳児にして人を選んで答えてやがる。。けっ・けしからんっ!! しかも、面倒をいつもみてあげているおばあちゃんは、完全になめられ状態。私だったら、おしめ替えてあげてたガキんちょにこんな口叩かれた日にゃ〜スネるよ。ガキってほんと、頭くるセリフ平気で言いますよね〜。やだやだ。あれ?大人になったあの人もこの人も(私も!?)頭くるセリフしょっちゅう言ってるって? (満星と那月と彩雲のおば)
     
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  恒例の「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男性」に、今年はマット・デイモンが選ばれた。日本ではジミー大西に似ているという定評のある彼だが、私は “The Bourne Identity” の頃から気に入っていた。「ボーン」シリーズ3部作を見比べると、彼の男としての成長ぶりがはっきりと見て取れる。今回の受賞の知らせを受けて赤面したというが、こんな可愛げのあるところが魅力なのだと思う。 私は端正な顔つきのモデルやイケメン俳優が嫌いだ。彼らは美しいは美しいが、雄としての野性に欠ける。「女はまったく体臭のない男に馴染めない」という話をどこかで読んだが、女を知り尽くし (たような気になり)、自分の美しさも熟知し、一つかかないような爽やかな男は嫌みな感じがして仕方がない。ミッキー・ロークの変貌ぶりを見よ。プラスチックの人形のような、美しい男たちの行く末は厳しい。 (JG)
     
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 (2007年12月1日号に掲載)
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