ワタシは、小さい頃からテレビっ子だった。特に、アメリカのドラマが好きでよく観ていた。「パパは何でも知っている」「ボナンザ」「I love Lucy」「ルート66」「ハワイアンアイ」「奥様は魔女」・・・それでアメリカに憧れたかというと、決してそうではないのであるが、羨ましいと思ったのは、アメリカのドラマの中でよく見る光景で、日本のそれには決してない、パイを顔に投げつけることである。あれを子供心にどうしても一度やってみたかった。で、実際にやってしまった!のである。15歳の誕生日パーティに友達が我が家に集まってくれた時のこと。母親がいちごのショートケーキを用意してくれたのであるが、友達とパイ投げの話になり、「じゃあ、ちょっとやってみよう!」と、友達の顔に実際に投げつけた。当然のことながら、客間の座敷もふすまにもクリームが! あとで母親からどれだけお目玉をくらったことか・・。その後数日間は、家の中で小っちゃくなっていたけれど、あの時の「とうとうアメリカした!」爽快感は、今でも忘れられない。 (Belle)