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朝晩の冷え込みはあるものの、日中も穏やかに過ごしやすいサンディエゴの冬がやって来ました。日照時間が短いので、明るい時間に散歩に行くことができない方もいるのではないでしょうか。暗い道を散歩するときは、犬も皆さんも交通事故などに巻き込まれないように、くれぐれも気をつけてください。
ヒール
さて今回は、左側真横について歩くヒール (Heel) についてお話をしたいと思います。
ヒールとは日本語で「つけ」と言いますが、ハンドラー (通常はオーナー) の左側に付いて歩き、止まれば一緒に止まる動作を指します。右折や左折をすれば、犬はハンドラーの体に触れることなく同時に行き先を変えて歩きます。犬はオーナーの解除の指示があるまでオーナーの顔を見続けています。オビディエンス競技会 (Obedience Competition) では、必ずと言っていいほど、どの犬も楽しそうに、そしてとてもうれしそうにヒールしています。
散歩
一般的に、日常の散歩でここまでのヒールを求める人は少ないでしょう。しかし、散歩に行くたびに腕が抜けそうになるほど、引っ張られて歩かなければならないようでは、散歩は楽しめません。
散歩中の理想の歩き方は人によって違うはずです。私たちのトレーニングでは、散歩中はお互いに景色を楽しみ、においを感じる時間を共有することを大切にします。ですから、リーシュがたるんだ状態であれば、犬は地面や花壇の匂いをかいだり、少し前に出たり遅れたりすることが許されます。
犬がリーシュを引っ張り、オーナーを散歩に連れて行くような状態になってしまった原因は次の通りです。
- 子犬時代の社会化不足
- 大興奮
- トレーニング不足
- 支配性の表れ
トレーニング
子犬時代からトレーニング (しつけ) をすることはとても大切です。しかし、犬の成長に合った適切なトレーニングを適切な時期にしなければ意味がありません。
犬のサイズに関係なく、犬種やその個性により運動量は違います。しかし、少なくとも6か月までの子犬には犬を左に付けて歩くようにするよりも、外界のさまざまな出来事を一緒にじっくりと見ながら散歩を楽しむようにしましょう。戸外の環境に慣れずに育った犬は、他の犬や人を見ると吠えたり、唸ったりするようになって、忙しい車道や混雑したところを自信を持って歩けなくなります。これらは、ヒール以前の問題なのです。
運動不足の犬はストレスと不満の蓄積を晴らすために、過剰なまでに戸外に出ようとします。もちろん年齢もありますが、70パウンドを越えるラブラドールが大興奮してしまえば、大柄の男性でも苦労するはずです。
犬にとって散歩が運動には値しないのであれば、水泳、穴掘り、スポーツなど違った運動方法を1週間に何日か取り入れる必要があるでしょう。そうすれば、犬は歩く時には穏やかに、そして遊ぶ時には思いっきり動いていいことを理解します。
トレーニングは問題行動を予防をするために行っています。引っ張り癖のある犬は今までトレーニングを受けた経験がない場合が多いようです。多くの犬が引っ張って歩いてはいけないということを知らないとも言えます。引っ張ってはいけないということを犬にきちんと教えてあげましょう。
時折、支配性を表現するためにリーシュを引っ張る犬もいますが、それほど多くはありません。
支配性を表現するために、オーナーが犬よりも一歩前に出るとオーナーの脚に噛み付いたり、匂いをかぐことをやめさせようとすると飛びついて吠えたり、マウジング (mouthing=犬が口で人間の手や足をくわえようとする行動) をしたりします。もし、このような問題行動がある場合はすぐに専門家に相談することをお薦めします。
ジェントルリーダー (ヘッドカラー) やハーネスを使うことでも随分と散歩が楽になる場合もあります。しかし、これらの用具はトレーニング用ではありませんし、犬種によっては使用できない場合もあります。号令によってヒールを教えたい場合はトレーニングが必要となります。
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