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福田 好昭
自動車整備販売会社代表
日本屈指の高級輸入車ディーラー「ヤナセ」でメカニックスタッフとして勤務する。1985年に渡米し、LAの日系自動車会社で活躍。
1990年にベイサイドオートを創業。以来、サンディエガンのカーライフをトータルでサポートしている。クルマに関するご質問は下記までご連絡下さい。
ご質問、ご連絡はこちらまで |
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| 第2回 クルマの売却をめぐるトラブル |
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Q. 帰国のため、車の売却を考えています。車の適正価格を知る方法を教えて下さい。
A. 転勤などに伴い、毎年3月は車を売却する方が多いようです。車の相場は、車種・年式・Zipコードから標準的な売買価格が調べられるウェブサイト Kelly Blue Book が価格設定の目安となります。http://www.kbb.com
また、新聞、雑誌、ウェブなどで、自分の車と近い条件の車の価格を調べて下さい。
Q. 中古車の相場のTrade-in価格とRetail価格の違いについて教えて下さい。
A. Trade-inはディーラーの買い取り価格。Retailはディーラーが整備をして店頭に出す値段で、Trade-inより高くなっています。個人売買の場合、保証を付けたり、ディーラーのように整備して売ることはできませんので、これらの中間程度に設定するのが一般的です。
Q. 中古車を個人売買する際の手続きについて教えて下さい。
A. 個人間売買では、通常、売買契約書を交わすことはありませんので、車の代金を全額受け取るまではピンクスリップに署名をしないようにします。代金はキャッシュかキャッシャ-ズチェックを用意してもらうように頼んでおくのが得策です。
お金を全額受け取ったと同時に、Certificate of Title(ピンクスリップ)、 Registration Card(登録書)、そしてSmog Check Certificate(スモッグチェックの証明書)を渡します。スモッグチェックの証明書は90日間有効です。
車を引き渡した後は保険の解約手続きを行います。また、個人売買の場合は、買主は購入後10日以内に DMV で登録手続きを行う必要があります。売主側はピンクスリップに付いているNotice of Release of Liability(所有車の責任解除通知書)という書類を売却日より5日以内にDMV に届ける必要があります。車を引き渡す際にピンクスリップから忘れずに切り離すようにします。この通知書を届けることにより、車に関する一切の責任を放棄することになります。念のために、控えを保管しておくとよいでしょう。
Q. 昨年ニューヨークに転勤した会社の同僚が、ディーラーに車を売ったにも関わらず、心当たりのない駐車違反やトールロード(有料道路)の不払い金のチケットを受け取ったそうです。なぜでしょうか。その理由を教えて下さい。
A. 車を買い取った後、通常、ディーラーは顧客に売却するまで車の名義を変更しません。例えば、Xさんから購入したクルマをA社がB社へ業販し、その後B社がオークションへ出品。C社が購入したそのクルマをYさんが売却した時点で初めてその名義が変更されます。仮にC社が在庫中に駐車違反をして、その罰金を払わない場合、Xさんも含めてA、B、C社にも請求書が送られてます。
Q. 請求書が届いた場合、それを支払わなくてはいけませんか。
A. 車を売却した相手に連絡を取って、罰金を支払ってもうらよう書面で催促して下さい。そして、DMVにも書面で経緯を説明して判断を仰いで下さい。しかしながら、次のような場合、支払いを避けることは難しいようです。
- 車を売却したディーラーが倒産していた
- 個人売買のため相手に連絡がつかない
- 業者だと思っていたら個人だったので、知らないふりをされた
Q. 車の売却に伴うトラブルを避けるための方法を教えて下さい。
A. 個人売買の場合は、買い手と一緒にDMVへ行って名義を変更することをお勧めします。相手が業者の場合は、DMVが定めているライセンスボンド(保証金)を業者が所有しているかを確認しましょう。定期的に携帯番号を変えている悪質な業者もいますので、信頼の置ける業者を利用することが大切です。そして、前述しました「リリース・オブ・ライアビリティー(Release of Liability)」を売却日より5日以内にDMV に届けて下さい。この通知書を届けることにより、車に関する一切の責任を放棄することになります。その際、必ずそのコピーを取っておきましょう。万が一、問題が起こった場合でも、迅速に対処することができます。 |
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(2007年3月16日号掲載)
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